2013年07月24日
コンテンツ番号1268
最優秀賞の技術提案書を選定
(2013.7.24)
(仮称)北秋田市生涯学習交流施設設計業務プロポーザル選定委員会(委員長・北原啓司弘前大学教育学部教授)が、7月24日(水)、中央公民館で開催され、審査の結果、青島裕之建築設計室一級建築士事務所を最優秀賞に選定したことを同日、北原委員長が津谷市長へ報告しました。
同業務のプロポーザルについては、4者から技術提案書の提出があり、7月10日に開かれた第2回選定委員会の一次審査で3者を選定しました。
この日は、一次審査を通過した3者による技術提案書に基づいたプレゼンテーションと、選定委員の質問に答えるヒアリングを実施。その後、選定委員会で改めて提案者毎に提案内容と課題に対する対応についての意見交換を行い選定しました。
優秀賞の青島裕之建築設計室一級建築士事務所の技術提案は「街並との連続性を重視した3本の軸線(路地)の提案が魅力的で、ハードとソフトの両面による施設と連携した街の活性化の考え方が明確。外部と内部との連続性を意識した空間は、雪国であることを考慮して内部空間化された路地の提案となっており、そこで生まれるであろう人々の歩行動線が、そのまま隣接する商店街への活動につながっていくことが大いに期待できる」と評価されました。
審査結果報告書を津谷市長へ手渡した北原委員長は「選定した1者は、施設を設計するということよりも、街にどう寄与するかを考えている。中心市街地とどうつながっていくのかを意識している」とし、さらに「ソフトを含めて、商店街を巻き込んで、どう施設を育てていくかという仕組みづくりが大切だとの考えを持っている」などと話しました。
津谷市長は「施設を造るだけでなく、まちづくりをどうするのかを市民の方々、商店街の方々を巻き込んだワークショップ、研究会を作り、その声を聞いて実施設計を進めていくということなので期待したい」と述べました。