2013年07月25日
コンテンツ番号1256
鷹巣大館道路の完成に向け大きな弾み
(2013.7.25)
一般国道7号鷹巣大館道路の栄トンネル貫通式が7月25日(木)、栄トンネル坑内で行われ、関係者が貫通を祝うとともに今後の工事の安全と早期開通を願いました。
鷹巣大館道路は、あきた北空港IC(仮称)を起点に大館市櫃崎までの延長13.9km。大館能代空港へのアクセスの向上、国道7号の混雑緩和、通行止め時の迂回路の確保、生活圏中心都市間の連携強化を目的とした自動車専用道路として整備を進めています。
栄トンネルは、延長562m、掘削断面積64(横幅約11m)。工事期間は平成23年10月1日から平成25年8月30日までで、工事費は約17億円。鷹巣大館道路には、トンネルが2本計画されており、もう一つの摩当山トンネル(北秋田市栄〜大館市大子内地内・本坑3336メートル)工事は、平成22年度で完成しています。
式典には関係者ら約60人が出席。はじめに貫通発破が行われ貫通を確認。貫通点を清めたあと木我茂・能代河川国道事務所長や石黒亙・秋田県建設部次長、津谷北秋田市長、工事関係者などによる通り初めの儀が行われました。
発注者あいさつで、木我所長が「鷹巣大館道路13.9kmのうち、北秋田市の105号から大館市の仁井田真中間12.2kmは平成28年度に開通、残りの秋田北空港から105号の1.7km間は、平成29年度の開通を予定している。日本海沿岸東北自動車道については、昨年度に二ツ井今泉道路が新規事業化、今年度は大館北から小坂間が開通予定で、日本海沿岸軸を構成する高規格幹線道路ネットワークは着実な進展を見せている。この路線の整備を図り、日本海沿岸地域を結ぶ広域的な高速交通ネットワークの早期完成に向け最大限の努力をしてまいりたい」などと述べました。
続いて、石黒亙・秋田県建設部次長、北林丈正・秋田県議会議員、津谷北秋田市長が来賓としてあいさつ。 このうち津谷市長は「道路の開通は、県北地域住民の悲願である。これに先立っての栄トンネルの貫通は秋田北空港ICから二ツ井白神IC間の事業化に向けての大きな弾みとなり、北秋田市を含む県北地域振興に向け大いなる一歩である。地域住民の夢をかなえる活路としての栄トンネルの貫通を地元としても衷心よりお喜び申し上げるとともに、日沿道が一日も早く全線開通することを願う」などとお祝いのことばを述べました。
このあと、樽神輿の入場とともに鏡開きが行われ、出席した関係者が貫通を祝って乾杯し、今後の工事の安全を祈願しました。