2013年07月29日
コンテンツ番号1258
おいしいご飯でおもてなし
(2013.7.29)
秋田のおいしい米と発酵食で観光客をおもてなししようと、「秋田のお米と発酵食」講習会が、7月29日、市交流センターで開かれ、飲食業者などが参加しご飯の炊き方などを学びました。
講習会は、秋田デステネーションキャンぺーンに向け、秋田らしさを生かした食のもてなしにつなげようと、秋田県秋田うまいもの販売課が主催したもので、大館市、北秋田市、八峰町、上小阿仁村などの宿泊業者や飲食店などから10人が参加しました。
はじめに、秋田市で米の専門店・平沢商店を経営し、日本米穀小売商業組合連合会公認の五ツ星お米マイスターの平沢敦さんが「おいしいご飯の謎をとく!炊飯のコツと秋田のお米の品種情報」と題して講演。平沢さんは、あきたこまちについて「コシヒカリに次いで有名だが、高級感はない」と指摘。生産者の情報や、田んぼや水源、景観などの栽培環境などを伝え、付加価値を高めていくことが必要と話しました。
さらに、おいしいご飯として、良い玄米、良い精米、良い炊飯が基本と説明。一般的なIH炊飯器の目盛は、コシヒカリを目安にしているので、品種によって水加減が異なることや、使う米の特性を正しく判断するには、精米を研いで給水させた浸漬米と同じ重さの水を加えて炊くことが大事だとアドバイス。また、研ぐ(洗米)際は、水に米を入れ、手早く洗う、砕米を発生させない、水が透明になるまで研がないことがポイントであると説明しました。
この後、実際に炊飯器で炊いた、淡雪こまち50%とあきたこまち50%の比内地鶏の炊き込みご飯と、阿仁戸鳥内産あきたこまち(棚田米)の7分づき米と白米を試食し、それぞれの硬さや粘り、歯ごたえ、うまみなどを確かめました。
また、秋田県総合食品研究センター上席研究員の尾張かおる氏が「秋田はおいしい!〜ふるさと秋田の味のヒミツ〜」と題して、発酵食の魅力、発酵食の活かし方などを講話しました。
講習会は、30日には横手市、31日には秋田市で開催されます。