2013年06月02日
コンテンツ番号1251
餅と踊りで地域に元気を
(2012.6.2)
第29回ふるさと踊りと餅っこまつり(和田テヱ子実行委員長)が6月2日(日)、 鷹ノ巣駅前・銀座通りを会場に開かれ、盛りだくさんの催し物にたくさんの人が訪れてにぎわいました。
このイベントは、昭和59年、鷹巣町婦人団体連絡協議会(中嶋喜代会長)が、米の消費拡大と地域の活性化をねらいに同年10月に鷹巣町婦人会総会フェスティバルとして実施した「通り踊り」や米代児童公園での餅の販売がはじまり。翌60年から町商工会やJA、各地区婦人会などの協力で現在の名称で続いてきたものです。
晴天に恵まれたこの日、駅前通り、銀座通りが歩行者天国となり、餅の販売や、フリーマーケットなどに各団体が出店したほか、特設ステージでは、子どもたちのダンス披露や綴子下町大太鼓保存会の獅子踊り、鷹巣すずめ踊り、縄文踊り、仙台すずめ踊り、本城奈々さんのライブでj観客を楽しませました。
餅の販売会場では、お焼きやごま餅、笹餅などのほか、テレビ放映をきっかけに昨年から爆発的な人気となっているバター餅も並び、午前10時の開店前から行列を作り、開店と同時に飛ぶように売れていました。
恒例の餅の引き伸ばし大会は、3升の餅を臼と杵でついたあと、約200人の参加者が東西に分かれてそれぞれ1.5升の餅を伸ばしその長さを競いました。今年の引き伸ばしは、東軍が41.1メートル、西軍が43.9メートルで、西軍が3年ぶりに勝利しました。伸ばした餅は、参加者がそれぞれ1口サイズに切ってあんこを入れ、お汁粉にして食べました。
また、イベントに合わせ大館人権擁護委員協議会や結核予防婦人会による街頭啓発が行われました。人権擁護委員による街頭啓発には、虻川広見副市長が一日人権擁護委員として、人権擁護委員と共に市民にチラシや啓発用品を配布して、人権を侵害されない地域づくりを呼びかけました。
ふるさと踊りが始まる前に行われた開会セレモニーでは、和田実行委員が「このイベントも地元産の消費拡大と販路拡大を目的に行われ、今回で29回目。昨年から大ブレークしたバター餅も県内外をはじめ都心まで知れ渡ることになった。これをきっかけに次の新しい特産品の開発が進むことを願っている。また、今回も秋田北鷹高校の生徒をはじめ、次世代を担う若い人たちが参加してくださったことを頼もしく、そして心強く思っています。沿道の皆さんにおかれましても、太鼓に合わせ手拍子と応援をお願いします」などと主催者のあいさつをしました。
続いて来賓の津谷市長は「午前中は肌寒い風が強かったが、皆さんの熱気で今はこのように天気が良くなった。地域を元気にしようと、このイベントを餅のように長く長く続けてくださっている関係者の方々に感謝したい。市としても、このように一生懸命、頑張ってくれている方々のために一生懸命、力を注ぎたい。今日のイベントが、明日に繋がるイベントであることを願っています」などと祝辞を述べました。
セレモニーの後、始まったふるさと踊りは、綴子下町の大太鼓が豪快な音とともに行列を先導。各地区婦人会や秋田北鷹高校、仙台すずめ踊りなど23団体から参加した踊り手らが、しなやかで美しい踊りを披露。大八車からは紅白の餅が振舞われる華やかな行列が始まりました。沿道の観衆からは、子ども太鼓のかわいい太鼓演奏や着物姿もあでやかな踊り手に大きな拍手が送られました。