2013年06月18日
コンテンツ番号1230
一般会計補正予算など20件の議案を上程
(2013.6.18)
平成25年北秋田市議会6月定例会が6月18日(火)に招集され、平成25年度一般会計補正予算案など20件の議案等が上程され審議が始まりました。
上程された案件は、市職員等の給与の減額特例措置に伴う条例の制定をはじめ、条例案が3件、補正予算案等が11件、消防ポンプ自動車などの財産の取得などの単行議案が3件、承認1件、報告2件の計20件です。今年度は改選期であったことから、当初では骨格予算として編成したため、今補正予算では、既定の予算に9億9738万3千円を追加して、総額を211億4870万6千円とするものです。 歳出の主なものとして、市のホームページリニューアル事業として399万円、商工会が実施する共通商品券発行事業への助成として1300万円、風疹ワクチン接種への助成として471万5千円 、クリーンリサイクルセンターの改築に向けた基本設計及び生活環境影響調査として2089万6千円 、旧公立米内沢総合病院の解体工事費として2億8770万5千円 、県との協働事業の「まるごと森吉山観光振興プロジェクト」に係る経費として3億15万1千円 、米内沢小学校改築事業に伴い、学校隣接地への放課後児童クラブ建設事業費として5737万9千円 などを計上しています。
議会の冒頭、第89回全国市議会議長会定期総会において、庄司憲三郎議員が議員在職15年以上、松尾秀一議員と松橋隆議員が在職10年以上で表彰され、佐藤吉次郎議長より表彰状の伝達が行われました。
本会議では会期を6月28日までの11日間と決めた後、津谷市長が平成25年度の施政方針を述べました。この中で津谷市長は「合併特例期間の終了が迫ってきていることから、行政評価制度を活用するなど、これまで以上の行財政改革を進めていく。平成25年度はこれまで以上にトップセールスに取り組み、豊かな自然、文化、歴史などの観光資源のPRはもとより、企業誘致活動やアンテナショップ等を活用した特産品販売等を通して、市の知名度アップに繋げ、地域活性化を図っていく」などと強調しました。
続いて、平成25年度北秋田市一般会計補正予算案などの議案が上程され、それぞれの議案説明と大綱質疑が行われました。
大綱質疑の概要は次のとおりです。上程された議案は各常任委員会に付託され、6月24日から審議に入ります。
北秋田市職員の給与に臨時的特例に関する条例の制定について
質問
市職員の労働組合との交渉はどうなっているのか。また、ラスパイレス指数を均していくというがどの程度か。
答弁
5回ほど交渉をもった。労働組合の考え方として、国の考え方には承服できないが、市民生活に影響を及ぼさないという考え方は理解できるとして合意いただいている。ラスパイレス指数は、現在102.6になっているので、2.6の部分を下げて100以下にするという考え方。
北秋田市肉用牛肥育集団施設条例を廃止する条例の制定について
質問
施設を建設するにあたっての起債の償還は終わっているのか。
答弁
終了している。
質問
施設はまだ利用価値があると思うが、業者を招致することなどは考えなかったのか。
答弁
34年以上が経過し、屋根や壁は相当老朽化しており、畜産振興のために活用するためには、多額の修繕費が発生することもあり、全部廃止を提案した。招致はしていない。
平成25年度北秋田市一般会計補正予算第3号
質問
全国的に風疹ワクチンが不足気味と聞いているが大丈夫か。
答弁
今妊娠を希望している方、もしくは妊婦を優先したい。
質問
米内沢放課後児童クラブの完成時期はいつか。
答弁
12月末を予定しているが、出来るだけ早く完成するよう努めたい。
質問
米内沢放課後児童クラブは、本来であれば、米内沢小学校の完成時期を見越して完成させなければならなかったのではないか。
答弁
建設にあたって、民間を含めた既存施設とするか新しく建てるかなど比較検討してきたが時間がかかり過ぎてしまった。
質問
給食センターは、これまで合川地区は自校方式であったが、なぜ統合しなければならないのか。
答弁
建設場所は旧公立米内沢総合病院跡地とした。自校方式をとると、莫大な経費がかかるので、財政面も考慮し、阿仁・森吉を含めた形での統合を考えている。現在の阿仁部の給食施設はほとんどが30年以上を経過して老朽化しており、先を見据えれば、建て替えが必要となっている。
質問
給食センターを旧公立米内沢総合病院跡地に建設することで、地域に説明しないのか。
答弁
地域の方々に対して、具体的な説明をすることは考えていない。
質問
旧公立米内沢総合病院を福祉施設などとして再利用することを考えなかったのか。また、建設して何年経ったのか。
答弁
54年の建設で、配管等相当老朽化しいる。施設整備を行いながら、なおかつ費用対効果がある事業は見当たらなかった。民間の病院が使用して、病院経営を行いたいという例もあったが、医療法人がある事情でこれなくなった状況もあり、解体という提案をした。
質問
旧公立米内沢総合病院を、給食センターとして再利用できないか。
答弁
老朽化、耐震等の関係もあり、このままでの他の利用は不可能と考え、解体することにした。