2013年06月24日
コンテンツ番号1225
植林を通じて森林や水の大切さを学ぶ
(2013.6.24)
北秋田市の森吉四季美湖を守る会(佐藤慶博会長)と前田小学校(嶋田美香校長)の児童らによる桜の植樹が、6月24日(月)、森吉山ダムの様田地区で行われ、101本のエゾベニヤマサクラの苗木を植樹しました。
この企画は、森吉四季湖を守る会が、県の「県民参加の森づくり事業」の採択を受け、植林作業を通じて参加者に森林や水の大切さを学んでもらおうと、平成23年度からダム湖周辺にブナや桜の苗木を植えるなど環境整備を行っているもので、これまでに200本の桜を植樹しています。
今回は前田小学校6年生が考案したプロジェクト名「未来まで四季美湖に桜を残そうプロジェクト2013」という名のもとに、前田小学校全児童が参加し、暑い日差しの中、参加者は森作りの大切さを学びました。
はじめに、佐藤会長が「前田小学校の6年生の皆さんが卒業の思い出に今回のプロジェクト名を考えていただきました。今日はぜひ、宝の山の森吉山の玄関口になります四季美湖を綺麗にして、皆さんに自然環境と地元を愛する心を今日は植えていただきたいと思っております。 この心に花が咲いた時は、みんなでここで花見をしたいと思いますのでよろしくお願いします 」などとあいさつ。
続いて、津谷市長が「木を植えるということは、ただ植えるだけではなく、それを育てあげるという事です。皆さんの持っている自然や地元に対する優しい気持ち、ふるさとを思う気持ち、この気持ちを木と一緒に育てあげていただきたいと思います。 四季美湖を守る会の皆さんやたくさんのボランティアの方に手をかけていただき、今年で3回目を数えます。皆さんと一緒にこの四季美湖が将来に渡って素晴らしい湖になるように頑張りましょう。」などとあいさつ。
最後に児童を代表して6年生の池田知沙希(ちさき)さんが「先日私たちは森吉四季美湖を守る会の人たちから森吉山ダム四季美湖の周りに桜を植える活動をしている事やカヌーや滝めぐりなどの体験を企画して都会の人たちに森吉に来てもらっている事などを教えてもらいました。北秋田市の森吉地区は豊かな自然に恵まれているので、都会の人たちにとっては心が安らぐ所になると思います。私たちにとってもふるさとがいつも綺麗なままでいてくれることは嬉しいことですし、他の人たちに綺麗なふるさとを紹介できることも嬉しいことです。今日植える桜がずっと未来まで綺麗に咲き続けることを願いながら、大人になった時に今日植える桜が大きくなってくれる事を祈りたいと思います」などとあいさつしました。
この日は、参加者があらかじめ掘られた穴に黒土を入れ、苗木を植え踏み固めた後、さらに支柱を埋め込み、苗木を支柱にひもで結びしっかり固定。子どもらの背丈より大きい苗木もあり、丁寧に作業をする姿もみられました。植樹の後は森吉山ダム広報館に寄り、地域の歴史を勉強しました。