2013年06月27日
コンテンツ番号1223
資源循環型のまちづくりを目指して
(2013.7.27)
市が脇神地区の市遊休地に誘致した太陽光発電所(メガソーラー発電所)の工事の安全祈願祭が6月27日(木)、設置予定箇所で行われ、関係者約30人が参列し、工事の安全を祈願しました。
メガソーラー発電所誘致については、市が遊休地の活用と再生可能エネルギーの推進を目的に進めてきたもので、メガソーラー発電所を設置するのは、投資運用会社「スパークス・アセット・マネジメント」(本社・東京都品川区)の子会社で「スパークス・グリーンエナジー&テクノロジー(SGET)」が現地法人「SGET秋田メガソーラー合同会社」を立ち上げて事業を行うものです。
安全祈願祭では、スパークス・グリーンエナジー&テクノロジーや、市、地元自治会、施工者の本荘電気工業など関係者が玉串を奉てんし、工事の安全と事業の順調な進行を祈りました。
このあと、スパークス・グリーンエナジー&テクノロジーの深見正敏代表取締役は「私どもは全国で10カ所ほどメガソーラー発電所を設置しており、ここまで辿りつくまでには約400カ所の土地を調査しているが、これほどメガソーラー発電所に適した土地はない。電気事業者への接続も容易で、津波や地震のリスクも極めて低い、また平地であるため造成の掛からない。このような素晴らしい土地を20年に渡り提供いただく事に感謝いたします。このメガソーラー発電所が、北秋田市の大太鼓に匹敵するような市のシンボルとなるよう、引き続き皆さんの協力をお願いしたい」などとあいさつ。
つづいて、津谷市長が「2年前の東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の事故以来、国内では電力が供給不足に陥ったこともあり、環境に優しいクリーンな再生可能エネルギーが急速に注目されています。また、再生可能エネルギーの推進は資源循環型のまちづくりとして地球温暖化防止対策の推進に寄与するほか、小中学生への環境教育や市民の環境意識高揚などを通して省エネルギーや省資源についての普及啓発が一層図られます。秋田県内でもメガソーラー発電所の設置計画が次々と発表されておりますが、現在自治体が公表している中では、県内最大の規模という事ですので北秋田市の新たな名所として地域の活性化に貢献していただく施設となりますよう大いに期待してます」などとあいさつ。
また、施工者の本荘電気工業の塩谷久樹代表取締役が「秋田県内で一番大きいメガソーラー発電所と、クリーンエネルギーを作る工事に携わらせていただいて大変名誉に思っています。工事中は工事車両が出入りするため、安全には十分注意して施工します」などとあいさつ。
今回メガソーラー発電所が設置される場所は、平成22年度に行われた秋田県種苗交換会で使用した市有地で設置面積は約8ヘクタール。メガソーラーの最大出力は約2.6メガワット、年間発電量は2,645メガワットアワーで一般家庭735世帯分の年間消費電力量に相当する見込みで、工事期間は平成25年12月までを予定しており、発電した電気は東北電力に売電されます。