2013年05月15日
コンテンツ番号7593
牧場の安全と牛の成長を願う
(2013.5.15)
市営鷹巣放牧場の入牧式と安全祈願祭が5月15日(水)、栄字堤沢地内の同牧場で行われ、利用組合員や関係者などが出席し、牧場の安全と牛の成長を願いました。
鷹巣牧場は平成3年にオープンし、同牧場の利用組合(工藤文一郎組合長、17組合員)によって放牧が続けられています。総面積が87ヘクタール、うち草地部分が約24ヘクタールの林間放牧場で、牧区が5つに仕切られ、牛が効率よく牧草を食べることができます。
夏は緩やかな傾斜の山地に放たれて草をはみ、冬は里で舎飼いされる「夏山冬里」の飼育方式。牛の健康と肉質の向上、農家の省力化に適した繁殖経営方式といわれています。
この日、7組合員が所有する成牛17頭と黒牛の子牛7頭。それに市が所有する種牛1頭の合わせて25頭が放牧されました。
昨年は11月2日の退牧日までに成牛56頭、子牛15頭が放牧されており、これまで同牧場で暮らした牛は7,458頭に上ります。
入牧式では、九嶋農林課長が「オープンから12年が経ち、より良い環境をつくるため、今年度から3カ年で整備を進めていく。その間、放牧にも制限が出てくるが、ご協力をお願いしたい。今年一年の放牧安全を祈願している」などとあいさつ。
この後、衛生検査を終えた牛が待機する囲いの扉が開けられると、牛が勢いよく飛び出し、草をはんだり、広さを確かめるように駆けまわったりしていました。
また、監視舎では安全祈願祭が行われ、拝礼とお神酒による献杯で一年間の安全と生育を祈りました。