2013年05月21日
コンテンツ番号7588
キノコの植菌と収穫を体験
(2013.5.21)
米内沢小学校(神成寿寛校長、児童数151人)の野外授業が、5月21日(火)、米内沢字滝ノ沢地内で行われ、4年生28人が、きのこの植菌体験を行いました。
この野外授業は、森吉林業研究会(武石篤正会長、会員19人)が森林や林業の持つ魅力や役割を伝えるため、秋田県の「水と森づくり税」の補助事業を活用し、「森の教室」として行っているものです。
これまでに米内沢小学校の児童を対象にシイタケとナメコの植菌体験授業は、平成23年4月と平成24年5月の2回行っており、今回が3回目。この日はボランティアとして参加した米内沢老人クラブの会員と研究会の会員が、合同で生徒たちの指導にあたりました。
はじめに、森吉林業研究会の武石会長が「今日、この森の教室では木に菌を植えてキノコが生えだしてくる勉強をします。米内沢小学校は校長先生をはじめとして、校外の実習に熱心に取り組んでくれる。今日の実習は良い勉強になると思いますので、皆さんで力を合わせて頑張ってもらいたい」などとあいさつしました。
この後、研究会会員で樹木医の田中勇美さんから樹木に係わる説明やキノコについての説明を受けたあと、児童たちは1本に約30個の穴が開けられたナラの木に菌を植え付けました。
また、植菌の後には、2年前に現在の同校の6年生が植菌したシイタケを収穫しました。研究会の方々の予想よりかなり発育が良くないとのことでしたが、児童らは会員の人たちから指導を受けながら、嬉しそうに収穫をしていました。
森吉林業研究会では、今後も森林・林業の持つ魅力や役割を伝えるため、小学校と打ち合わせをしながら、事業を継続していく予定です。