2013年05月26日
コンテンツ番号7582
完成の出来栄えに期待を寄せて
(2013.5.26)
内陸線の車窓から眺める田んぼアートを制作する田植え作業が5月26日(日)、阿仁小渕地区と小又平里地区で行われ、地域住民など多くのボランティアが参加しました。
田んぼアートは、古代米の異なる品種を植え、紫、黄、緑、赤など色とりどりの葉や穂によって絵や字を描き楽しむもの。この作業を通して北秋田市の地域住民のつながりを育むとともに、観光客が訪れたくなる景観をつくり、秋田内陸線の集客力アップにつなげようと、秋田県北秋田地域振興局が昨年に続き実施しました。
午前中に行われた小渕地区での田植え作業には、地域住民や秋田北鷹高校、秋田内陸縦貫鉄道(株)、北秋田建設業協会、北秋田地域振興局、市役所などから約80人が参加しました。
作業にあたり、熊谷淳北秋田地域振興局長が「このイベントは、車窓からの魅力付けをめざし、内陸線をもっと元気にしようと昨年から行っています。今年は、北秋田建設業協会の皆さんにデザインの測量でお世話なり、また、小渕の集落の皆さんには、実りの秋までの管理でお世話になります。今日は、多くの方々が汽車の中から楽しめるように頑張りましょう」などとあいさつしました。
続いて、担当者が小渕地区に植える「べにあそび」「ゆきあそび」「祝い紫」「大黒稲」など7種類の品種の特徴を紹介し、植え付け方法や注意事項などを説明して作業に入りました。
好天の下、参加者は文字や絵柄の形に張られた枠の中に苗を丁寧に植え、時折、談笑するなど交流を深めながら作業をしていました。
小渕地区には、秋田美人をイメージした縦60m、横10mの絵柄と、縦40m、横10mの「あきた美人ライン」の文字と絵柄の2種類を制作しました。
また、平里地区には「もりよしへようこそ」の文字と秋田内陸線のキャラクターや秋田県のマスコット「スギッチ」を浮かびあがらせる計画です。
田んぼアートは、阿仁合駅〜小渕駅間と前田南駅〜前田駅間で内陸線の車窓から観ることができ、見頃は、6月下旬から8月下旬の予定です。