2013年05月27日
コンテンツ番号7578
新たな特産品「雑穀シリアル」を披露
(2013.5.27)
北秋田市提案公募型特産品活性化推進事業の成果品報告会が、5月27日(月)、中央公民館で開かれ、株式会社あきた雑穀村の熊谷良一(60歳)社長が昨年度認定を受けた特産品の成果品について報告しました。
この事業は、市で産出される原材料や資源等を活かし、創意工夫により特産品を創出した事業者を支援し、地域活性化を図ることを目的とするもので、平成18年に創設されました。補助対象は、特産品の開発や改良にかかる経費のうち、研究開発費や事務費、委託費などで、その経費の2分の1(上限50万円)が補助されます。
昨年度認定を受けたのは、株式会社あきた雑穀村の「雑穀パフの商品化事業」。成果品報告会は、認定を受け創出された特産品について、事業の成果を確認するとともに商品のPRを兼ねて、報道機関と福祉関係施設向けに開かれました。
熊谷社長は「雑穀栽培は、雑草、害虫、台風など困難の連続だったが、5〜6年経ち、ようやく、そこそこ生産できるようになった。雑穀の市場価格は、外国産が国産の10分の1の価格で出回っているが、シリアルとして商品化し、別の意味での展開を図ってみたいと思った」と述べ応募した理由などを説明。「商品のこだわりは、農薬を使わず、米は鴨に手伝ってもらって育て、地元にこだわった原料を使った。色々な地域の原料も使ってみたが、自分の所のものが、一番いい味がして、絶対ここのものでなければダメだとは思った。大手メーカーも、雑穀を16種類、20種類とブレンドし種類の多さを前面にだしているが、自分が、原材料にこだわって今できるのはこの種類が精一杯。朝食、離乳食、介護食、ダイエット食、備蓄食として売り込んでいきたいと」などと成果品への思いと抱負を語りました。
雑穀シリアルは、アイガモ農法で育てた秋田こまち玄米と今話題のアマランサス、ひえ、あわ、きび、たかきびの6種類の雑穀を加熱したもので、農薬を使わず、添加物も一切使用していません。そのまま食べるのはもちろん、砕いてスープに入れたり、牛乳をかけたり、ハンバーグのつなぎやフライのころもとしても使用できます。
北秋田市提案公募型特産品活性化推進事業は今年度も行われており、6月25日まで申請を受け付けています。