2013年05月30日
コンテンツ番号7575
地域でひろげよう消費者の安心・安全
(2013.5.30)
鷹巣消費者の会(会長 山野内キミ子)の総会が5月30日(木)、中央公民館で開かれ、会員ら約30人が出席し、事業計画や収支予算などを審議し承認しました。
同会は、消費生活に関する知識を普及し、消費者の妥当な意見を関係機関に反映させ、生産者、販売業者の協力を得て市民生活の向上を図ることを目的に昭和56年に設立されました。会員は50人で、消費生活の知識を得るための学習や生活研究集会、節約と生活向上のための啓発などを行っています。
総会では山野内会長が、「東日本大震災により地震と津波の恐ろしさを知り、原子力発電所の事故による放射性物質の問題など未だに解決していません。その他、TPP参加問題や消費税増税問題など私たちを取り巻く課題はたくさんありますので、目まぐるしく変化する社会情勢に常にアンテナを張り巡らし、正しい情報に耳を傾け、少しでも不安を取り除けるような暮らしになるよう心がけましょう」などとあいさつ。
来賓として佐藤浩・生活課長は「昨年はエコフェスタという催しを消費者の会で開催され、子供からお年寄りまで多数の方が参加し、好評でありました。皆さんの活動は環境がキーワードとなっている時代にマッチしており、大変心強く思います。市に寄せられる消費者相談の件数も年々増加しており、相談の内容も複雑巧妙になっております。今後の活動においても、一人一人が正しい知識と生活上手になる手法を学び、市民の方が安心した生活を送れるように情報を発信していただき、消費者被害の減少に努めていただきたい」などとお祝いを述べました。
議事では、平成24年度事業報告、収支決算報告が行われたほか、平成25度の事業計画や収支予算案、会則の一部変更がそれぞれ承認されました。
総会終了後には、秋田県生活センター・北部相談生活相談室より、消費生活相談員の村上百合子さんによる「最近の消費者問題について」と題して講演が行われ、会員らは事例発表などを聞きながら消費者生活に関する知識を深めようと熱心に勉強しました。