2013年04月14日
コンテンツ番号7563
火災に備え一斉放水訓練
北秋田市消防団(金田咲美消防団長)と婦人消防隊による一斉放水訓練が4月14日(日)、鷹巣、合川、森吉、阿仁の各地区で行われ、制服姿の団員たちが有事に備えきびきびとした動きで訓練に臨みました。
この訓練は、春季の火災多発期を迎え、消防ポンプ等の機械器具の点検や知識と技術の向上を図る目的で実施されているもので、全国的に展開されている春季全国火災予防運動に合わせて行われています。
訓練場所となったのは、鷹巣地区が鷹巣中央公園、合川地区が上杉農村運動公園、森吉地区が米内沢ショッピングモール下の阿仁川河川敷駐車場、阿仁地区が阿仁湯口内地区の4カ所。
このうち鷹巣中央公園で行われた訓練では、消防団10分団と鷹巣婦人消防隊の合わせて295人と消防本部職員が参加。早朝の肌寒いなか、団員らはポンプ車や小型動力ポンプを設置し、午前7時の一斉放水開始の合図とともに公園の池に向かって放水しました。
閉会式では、統監の津谷市長が「指揮命令、機材の扱いなど、これまでの訓練がしっかりと生かされていると確信しました。皆さんが鷹巣地区の住民を守っていただいていることに、大変たのもしく、心強く感じました。春になり、林野火災を始め、様々な火災が発生しやすい時季になってきました。鷹巣地区の安心、安全のため、これまでの訓練を十分に生かしください」などとあいさつ。
続いて、太田兵一副団長が「北秋田市の消防団員が年々減少しているので、一人でも多くの方に声をかけ、新規入団の推薦をお願いする。今年は消防団120年、自治体消防65周年の記念の年です。歴史ある消防団組織の団員であることに自覚と誇り、そして使命を持って、市民の生命、財産を守るため、更なる消防団活動に努めることを期待します」と訓示しました。
運動期間中は、全戸への防火チラシの配布や巡回広報などで市民に火災予防を呼びかけました。まだまだ寒さが残り、家庭や職場でストーブ等の暖房器具など火を使用する機会が多く、また空気が乾燥し、ちょっとした不注意から火災が発生しやすくなります。火の取扱いには十分注意し、火の用心を心掛けましょう。