2013年04月25日
コンテンツ番号7553
親しまれる人生を送るため学び合おう
(2013.4.25)
高齢者の生涯学習講座「合川ことぶき大学」(関源一学長)の始業式・学習会が4月25日(木)、合川農村環境改善センターで開かれ、大学生たちの学習活動がスタートしました。
北秋田市では、各地区で「高鷹大学」「森吉大学」「阿仁生き活き大学」などの名称で高齢者を対象とした通年の生涯学習講座が設けられ、多くの市民が趣味や世代間交流、研修旅行、健康講座などで学び活動しています。
合川ことぶき大学は、昭和52年に大学が創立。生涯学習の観点から、学ぶことの喜びを通し生きがいを見い出し、新しい時代に対応でき、親しまれる人生を送るため学びあう場として市教育委員会が開設しているもので、今期は18人が新たに入学し、73人の学生らが、多くの講座やクラブで学ぶことになります。
修業年限は2年で一旦卒業となりますが、更に知識や見識を深めたい学生は継続して学習でき、4年で学士号、6年で博士号、8年で大司号、10年で博士大号、12年で名誉博大号などと、意欲をもって学ぶため独自の号級を定めています。
始業式で関学長は「この場所は合川保育園、合川中学校などがありますが、更に平成27年度からは統合により小学校が加わり、未来を担う子どもたちの園児や児童、生徒が一同に通学する合川地域の学びの発信拠点基地であります。この中で私たちも学習や各活動を通して自らの生きがいを見出すことはもちろんのことですが、仲間づくりの輪が更に広がっていくことを期待しております」などとあいさつしました。
続いて来賓を代表して北秋田市教育委員会生涯学習課の佐藤要課長が「ご入学おめでとうございます。人は年々上がる年齢とは逆に、体力が下がっていきます。その差を埋めるためには、何かをやってみたいとか子どものような好奇心を持ち続けることが一番大事だといわれております。いろいろな機会を通して学ぶことで、自分を高め、仲間を作り、地域の元気づくりに力添えをいただければと思っております」などとあいさつしました。
次に新入生を代表して伊島隆さんが「第19期生として入学し、学友の皆さんと共に学びあえる喜びと新しい挑戦に向けて、何よりも健康管理に努め、学長をはじめ諸先輩の方々のご指導を仰ぎながら自らの視野を広げ、更なる研さんを図ってまいります。厳しい社会情勢ではありますが地域行事や活動への参画をとおして少しでも学びの成果を伝えることを目標とし学び続ける喜びの発見と仲間づくりに努めることを誓います」などと決意のことばを述べました。
入学式終了後には、森川寿太朗さん(北秋田市小又)による「春だ!元気に!笑いが一番!!」と題した唄と踊りによる公演が行われ、会場を明るく盛り上げました。森川さんはアマチュア劇団で10年間活動していましたが、仕事の都合で退団。その後、「一人でも多くの人に笑いを届けたい」との思いから「ジュタロー劇場」を立ち上げました。秋田弁で繰り広げる軽妙なトークと演芸で皆さんに元気を与えました。
この後、学生会総会も行われ、合川中学校から生徒会長の杉渕英佑さん、副会長の関弘夢さん、工藤真寛さんが参加し「昨年度、台風のために実行できなかった6月の花壇づくりのボランティアを今年は実行し、お互いに交流を深めましょう」などと述べました。また今年の学習計画として花いっぱい運動(6月、7月)、自然観察会(7月)、移動研修(9月)、健康づくり(10月)、学習会(1月)、市高齢者大学全体公開講座(2月)、修了式(3月)など多彩な学習を展開することが確認されました。
なお、合川ことぶき大学では第19期生を引き続き募集していますので、入学を希望する方は合川公民館へお問合せ下さい。