2013年04月27日
コンテンツ番号7552
6頭の仔熊がお出迎え
(2013.4.27)
阿仁地区のマタギの里熊牧場が4月27日(土)、オープンし、今年生まれた仔熊をみようと家族連れなどでにぎわっています。
マタギの里熊牧場は、日本でもめずらしいツキノワグマを専門とする牧場で、現在ツキノワグマの成獣66頭と今年の2月頃に生まれた仔熊6頭、ヒグマの成獣1頭が飼育されています。
開園前に行われたセレモニーでは、熊牧場の指定管理者であるマタギの里観光開発株式会社の鈴木謙一代表取締役社長が「毎年、熊牧場の入場者が減ってきているが、八幡平クマ牧場のヒグマを受入れる新たな施設を建設することにより、多くのお客様が来てくれるものと期待している。これからも、クマの見せ方などを工夫して、皆さんに楽しんでもらえるよう努めていきたい」などとあいさつ。
また、虻川副市長は「八幡平クマ牧場の問題があったが、市長の英断と、地域住民の皆さま、熊牧場ファンの皆さまのご賛同とご理解ご協力のもと、今年の11月末からヒグマを受け入れることが決定しました。新しい施設は、生態観察はもちろん、命の大切さを学べるものを計画している。この熊牧場は、森吉山周辺はもとより、秋田県の観光を考えるなかでも、大きな拠点になると思われる」などと述べました。
続いて、鈴木代表取締役社長、虻川副市長、地元自治会長、この日のために川崎から訪れた入園者がテープカットを行い、開園中の無事故と多数の入園者が訪れることを祈願しました。
今年はオス3頭、メス3頭が誕生。体長約40センチ、体重約1キロ程の愛くるしい仔熊たちが代わる代わる登場すると、開園を楽しみにしていた家族連れが、仔熊にふれたり、一緒に写真を撮ったりしていました。
園内では熊の餌が販売されており、餌を与えようとするとおねだりしたり、上手に口でキャッチしたり、春の暖かい陽ざしを浴びて木の上で気持ちよさそうに昼寝をする熊など、ユーモラスな表情を見ることができます。
なお、熊牧場には、廃業した八幡平クマ牧場のヒグマ20頭を受入れるための新たな施設が12月中に完成する予定です。
マタギの里熊牧場
開園時間:9:00〜16:00
入場料 大人500円、中学生300円、小学生200円、幼児無料
仔熊のふれあいコーナー(マタギの里熊牧場内)
時間:10:30〜11:30、13:30〜14:30の1日2回(仔熊が大きくなる6月末頃まで)
お問い合わせ
マタギの里観光開発株式会社
TEL:0186-84-2458