2013年03月02日
コンテンツ番号7544
新校舎完成を地域の方々とともに祝う
(2013.3.2)
米内沢小学校(伊藤康栄校長、生徒数145人)新校舎の竣工式が、3月2日(土)、同校体育館で行われ、同校児童のほか、市の関係者や地元自治会役員、PTA役員らが出席し、竣工を祝いました。
同小学校は、鉄筋コンクリート2階建、延床面積3,060平方メートルで、校内の壁や天井には、多くの秋田杉が使用されています。1階には職員室や会議室、1、2年生の教室が配置され、2階には3年生以上の教室や理科室、音楽室、家庭科室などが配置されています。また、屋上には市内の小中学校では初めてとなる太陽光発電パネルが設置され、20キロワットの発電が可能となり、学校の電力として利用するほか、環境学習に活用されます。
工事費は約7億6千万円で、平成23年9月から本格的に着手し、昨年の10月に完成。11月19日から新校舎での授業が開始されています。
竣工式では、はじめに津谷市長が「市では北秋田市小学校再編整備計画において、切磋琢磨して成長できる学校教育を目指し、教育内容の充実と教育施設の整備を進めてきています。米内沢小学校は昭和42年に建築され、地域の皆様に長く親しまれてきた旧校舎も老朽化が進み平成20年度に実施した耐力度調査を踏まえ、改築を計画し、この度晴れて竣工の運びとなったものです。新校舎の建設にあたっては市議会をはじめ、米内沢小学校建築検討委員会や地域住民の皆様からの貴重なご意見を頂きながら、地域の特性を活かした安心安全な学校となるよう進めてきました。皆様のご尽力をはじめ、豊富な経験と卓越した技術のもとに工事施工に取り組んでこられた設計・建設関係の皆様のご努力により、無事に本日の竣工式を迎えることができましたことに心からの感謝を表します。新校舎には、秋田杉がふんだんに使われ、やわらかさと温もりが溢れる学習空間となっており、子どもたちはもちろん誰にとっても使いやすく、バリアフリー対策も十分に整った安心安全の施設となっています。また、2階には 多目的室を設け、地域の皆様との交流を深めるための利用もでき、地域と学校のつながりを深めるコミュニティ・スクールとして、親しみを持ってもらえるものと感じています。この歴史と伝統のある米内沢小学校が、子どもたちの健やかな成長を育む素晴らしい学校となっていくためにも、伊藤校長をはじめ教職員の先生方やPTA、本日ご出席の地域の皆様からの更なるご支援とご理解をご期待申し上げるとともに、今後も市教育行政のより一層の発展と充実のためのお力添えを重ねてお願い申し上げます」などとあいさつしました。
続いて、実施設計・工事管理、工事施工など、新校舎建設の施工にあたられた工事関係者に感謝状が贈られた後、来賓の秋田県教育庁北教育事務所の藤田良博 所長、北秋田市議会の長崎克彦 副議長、秋田県議会の近藤健一郎 議員、同じく北林丈正 議員がそれぞれあいさつを述べ、このうち、長崎副議長は「米内沢小学校は、教育目標に『ともに学び、心豊かに、たくましく生きる子どもの育成』を掲げています。児童と先生、そして地域の皆さんと一緒になって、未来を担う子ども達の生きる力を育んでもらいたいと思います。先生方の熱意あるご指導、地域の方々の温かいご支援で、歴史と伝統ある米内沢小学校の児童が、この素晴らしい校舎で学び、地域のリーダーとして、羽ばたき活躍されることを願っています」などとあいさつしました。
最後に、全校児童がステージに並び、新校舎の完成の喜びと、関係者の人たちへの感謝の気持ち、そして、小学校の歴史と伝統のため努力していくことを、呼びかけの言葉で元気に発表し、そのあと『校歌』と成田為三作曲の『秋田県民歌』を児童全員で声高らかに合唱しました。