2013年03月08日
コンテンツ番号7541
市災害対策本部(雪害)の状況などを説明
(2013.3.8)
津谷市長の定例記者会見が3月8日(金)、市役所で開かれ、北秋田市災害対策本部(雪害)の状況報告と行政組織の名称変更について説明しました。
主な会見の要旨は次のとおりです。
北秋田市災害対策本部(雪害)からの報告について
今年の大雪については、阿仁合で188cmという過去最高の積雪深を記録するなど、4つの観測地点の全てにおいて災害対策本部の設置基準を上回ったことから、先月25日に、これまでの災害警戒部から災害対策本部に格上げし、各関係部署からの情報収集及び被害対応に努めてきましたが、現在の状況を報告します。
本日現在の人的被害は死者1人、重傷者4人、軽傷者7人の計12人です。 また、住家の一部破損4棟、非住家の全壊3棟、半壊1棟、農業用パイプハウスの全壊2棟、半壊2棟で、被害額は住家と非住家の合計で320万円、農業用パイプハウス134万2千円です。
その他、現在も雪崩による通行止めとなっている市道葛黒吉ヶ沢線と小阿仁線の2路線は、安全が確認できるまでは当面通行止めを継続します。
また、2月に入ってからも降雪が続き、2月末までの各地区の一斉除雪出動回数は鷹巣地区24回、森吉地区33回、合川地区36回、阿仁地区55回と例年以上に増加しました。 このことから、安全な交通の確保と除雪態勢の強化を図り、市民生活に影響を及ぼさないようにするための緊急措置として、昨日の3月定例会本会議で、9,810万8千円の補正予算を追加提案し、可決いただいたきました。
ようやく春の日差しも出始め、雪解けも進んできました。今年は、例年以上の積雪でしたので、屋根からの落雪や雪崩、出水、さらには道路を通行する際の雪崩には十分ご注意してください。
行政組織の名称変更について
広報3月号でもお知らせしましたが、現在、市の各課等の下に設置している「班」の名称を、4月から「係」へと変更することにしました。 平成21年4月の機構改革以来、この「班」の名称を使用してきましたが、一部担当の変更を機に、減少する職員数の中でその役割と責任を明確にするとともに、業務範囲に枠組み感を持たせ、市民への分かりやすさという観点から「係」という名称に変更することで、より一層の利便性向上につながるものと考えています。
なお、この変更に伴う条例改正はありません。また、現在設置している班の数は、市長部局31班、教育委員会部局5班で、例えば総務部総務課総務班は総務部総務課総務係へと変更となりますので、よろしくお願します。
主な質疑応答
出動回数は2月中の回数か、今シーズンの回数か
12月の出動から2月末までの累計です。
昨年の出動回数はいくらか。
3月末まで昨シーズンの出動回数は、鷹巣地区21回、森吉地区31回、合川地区33回、阿仁地区62回です。
行政組織の名称を変えた後に、本格的な機構改革を考えているのか。
機構改革は平成21年に行い、いくらか変わっている。今回は大きく機構改革をするのではなく、班を係にしてより分かりやすい形にし、職員自身が自分の持ち分をしっかり自覚しながら責任の所在を明確にしていくことと、市民からみても、班がどういうのか分かりにくいところがあったため変更するもの。