2013年03月09日
コンテンツ番号7538
たくさんの思い出と希望を胸に巣立つ
(2013.3.9)
市内の中学校4校で3月9日(土)、卒業式が行われ、卒業生がそれぞれの思い出と希望を胸に学び舎を巣立ちました。
今年の卒業生は鷹巣中学校が119人、鷹巣南中46人、合川中54人、森吉中60人、阿仁中21人の計300人。
このうち森吉中学校(明石勝美校長、生徒数166人)では、在校生、教職員、来賓、保護者合わせて約320人が出席して体育館で式典が行われました。
はじめに、国歌と校歌を斉唱した後、明石校長が一人ひとりに卒業証書を授与。式辞では、明石校長がこれまでの学校生活を振り返るとともに、「人間は生きていく先々で色々な壁にあたるものです。失敗したとしても、投げ出すことなく、新たな目標をしっかりと定めて、人生を歩んでいってほしい。時に意地を張って生きなければならないこともあり、誤解を受けて弁解が通じないこともあります。泣いても泣ききれず、じっと耐えて時を待つしかすべもないときもあります。それは君たちに与えられた試練だと考えてみてください。その試練は大きければ大きいほど、人間としての成長を促すものです。どうか、自分を大切に常に前向きに歩んでください。『なんじ、何のためにそこにあるや』をはなむけの言葉として贈ります」などと述べました。
続いて、加賀隆寛教育委員長が考えることの大切さを話しながら、「思考力が人間に与えられた最高の財産です。安に監督や先生の教えたとおりに練習するだけでは、たいした進歩は望めません。例えば、数学の授業で先生が示した解答のほかに、もっと違うとき方がないのかと考えるだけで数学は楽しくなります。このように考えることを、もっともっとしなければなりません。考える力を高める、深めることで、それぞれの目標に向かってがんばっていくことを期待しています」などと激励しました。
また、来賓を代表し津谷市長と水木正範PTA会長があいさつ。このうち津谷市長は「皆さんは、いつまでも変わることのない強い絆で結ばれた仲間です。時には助け合い、時にはライバルとしてこれからもお互いに刺激し怪合いながら、自らの夢や目標の実現に向かって一回りも二回りも大きく成長していただきたい。新たな人生の第一歩を踏み出す卒業生のみなさの晴れの門出を心から祝福いたします」などとお祝いを述べました。
この後、在校生を代表して2年生の武石拓海さんと1年生の山田美久さんが、これまで学校行事や部活動での卒業生との思い出や、卒業生から受けた指導などに感謝しながら送別のことばを述べました。
続いて卒業生を代表して、近藤菜奈さん、金沢凛太さん、水木香織さん、細田さりなさん、庄司ひまわりさんが、3年間を振り返りながら巣立ちのことばを述べ、最後に、在校生とともに「卒業の歌」「仰げば尊し」「蛍の光」を心一つにして歌いました。
式典の後、卒業生や保護者は教室で担任らとの最後の別れを惜しみ、3年間の思い出が詰まった学び舎を後にしました。