2013年02月12日
コンテンツ番号7516
いつまでもお元気で
(2013.2.12)
山城チヱさんの100歳を祝おうと2月12日(火)、入所している介護老人保健施設ケアタウンたかのすを鈴木祐悦高齢福祉課長が訪れ、寿詞と記念品を贈り長寿を祝いました。
大正2年2月12日生まれのチヱさんは、4人兄弟の長女として上大野村上杉(現北秋田市上杉)で出生。17歳のときに勇藏さんと結婚、七日市村山ノ上に嫁ぎました。勇藏さんは郵便局に勤め、チヱさんは農業に従事しながら、2男2女を育てました。今では孫8人、ひ孫10人に恵まれています。現在は、長男の嫁の奎子さん(77歳)と2人暮らしで、平成22年から冬期間のみケアタウンたかのすで過ごしています。
同施設で行われた祝品の贈呈では、鈴木課長からチヱさんに寿詞と記念品の羽毛かけ布団が贈られました。鈴木課長は「本日、ご壮健で100歳の誕生日を迎えられた山城チヱさんに、心よりお祝いを申し上げます。チヱさんは旦那さんとともに、戦前戦後の大変な時代に4人のお子さんを立派に育て上げてくださいました。チヱさんは、家族のためにおいしい野菜を作るのが楽しみで、ケアタウンに入所する数年前まで、自慢の野菜作りをしていたと伺っています。まだまだ寒い日が続きますので、どうか風邪などを引かずに、桜咲く暖かな春を楽しみに、毎日を元気にお過ごしください。100歳の誕生日おめでとうございます」などと祝福しました。
長男の嫁の奎子さんは「私たち家族は外で勤めていたため、家の中の仕事、田んぼや畑の仕事まで全部おばあさんがやってくれていました。孫が生まれてからは、孫の世話まで加わって、よく面倒を見てもらいました。平成に入ってチヱさんの連れも私の連れも亡くなり、私は平成3年に仕事を辞め、それから四六時中2人で居ることになりました。チヱさんの生活を見ていると、晴れた日は外に出て、疲れたときは早めに切り上げて、めりはりが良くできた人だと思いました。チヱさんは、何でも食べて、何にでも興味持ち、素直で柔軟な考え方を持っているからこそ100歳まで生きたんだなと、私が50年間一緒に暮らした中で感じました。100歳という節目の日に、このような会を開いでいただき感謝しています。ケアタウンの皆さんには私たちが日常手の届かないところまで面倒見てもらい感謝しています。ありがとうございました」などとお礼を述べました。
チヱさんは、耳が遠くなったものの、食事や着替えはほとんど自分ででき、何か支えがあれば自分の足で歩くことができるため、車いすは使っていないそうです。施設では、新聞やテレビを見たり、館内散歩や入所者との談話、音楽会などを楽しんでいるそうです。
お祝いの会には、長男の嫁の奎子さん、次男の正幸さん(72歳)と妻のヤシヱさん(70歳)が同席し、施設利用者とともにチヱさんの長寿を祝いました。 施設の職員からは、曲に合わせて腹踊りが披露されたほか、千羽鶴や手づくりカレンダー、花束が贈られました。
100歳以上の北秋田市民は、今回100歳を迎えられた山城チヱさんを含め、男性3人女性26人の合計29人です。 また、最高齢は104歳の女性です。(平成25年2月12日現在)