2013年02月22日
コンテンツ番号7507
平成25年度一般会計予算など59件の議案等を上程
(2013.2.22)
平成25年北秋田市議会3月定例会が2月22日(金)に招集され、平成25年度一般会計予算案など59件の議案等が上程され審議が始まりました。
上程された案件は、地域主権一括法の施行に伴う条例の制定や一部改正をはじめとする条例案が11件、平成25年度一般会計予算、同特別会計予算など新年度予算関連案が23件、今年度の補正予算案等が15件、合川小学校用地の取得などの単行議案が7件、報告が2件、陳情1件の59件。
このうち、平成25年度一般会計予算案は、4月が改選期であることから骨格予算として編成されましたが、継続している小学校建設事業や、参議院議員選挙・市議会議員選挙等による選挙費が前年度比で大幅増となること、さらには総合防災情報システム更新事業や屈折はしご月消防自動車の購入など市民の安全安心に直結する経費については新規事業を計上していることから、予算総額は前年度比0.5%増の196億4689万2千円としています。
歳出の主なものは、国民文化祭開催事業2151万5千円、 内陸線運営事業補助金1億1970万円、 6つの選挙の選挙執行費1億6977万5千円、 北秋田市民病院負担金5億5904万9千円、 屈折はしご付消防自動車購入事業1億1545万4千円、 秋田県総合防災情報システム整備事業負担金3403万4千円、 合川小学校建設事業5億6615万円、 伊勢堂岱遺跡見学環境整備事業1億6515万1千円などを計上しています。
本会議では、会期を3月7日までの14日間と決め、平成25年度北秋田市一般会計予算や特別会計各予算の議案などが上程され、それぞれの議案説明と大綱質疑が行われました。上程された議案は各常任委員会に付託され、2月28日から委員会審議に入ります。一般質問は、2月26日と27日に行われます。
大綱質疑の概要は次のとおりです。
議案第11号(北秋田市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について)
質問
各野球場の利用について、入場料を取らない利用について児童生徒の場合1時間あたり630円としているが、今年度どの程度の使用料を見込んでいるか。また、スポーツ振興のためにもっと安くできないか検討したか。
答弁
今年度の利用料については数字を持ち合わせていないので委員会で説明したい。児童生徒の利用について、学校行事や団体で使う場合は、ほとんどの場合使用料は減免しているのでかかっていない。
議案第10号(北秋田市立小中学校条例及び北秋田市立小中学校給食調理場条例の一部を改正する条例の制定について)
質問
合川小学校の建設についてほとんど議会に説明されないまま、学校給食の条例を提案してくることは如何なものかと思うが。
答弁
統合校の建設に関する申請を平成25年5月に予定しており、申請する際に、現在の学校に付属した施設を廃止するという条例が無いと統合校建設の申請が受理されないため、今回改正を提案したもの。議会への説明については、平成24年度末で実施設計ができるので、今後委員会で説明したい。
質問
合川地区の各小学校は自校方式で給食提供しているが、統合後も自校方式を継続していくのか。
答弁
森吉や阿仁の学校給食センターについても、築40年以上が経過しているものあり老朽化が進んでいるので、その点も踏まえ今後検討していく。
議案第12号(平成25年度北秋田市一般会計予算)
質問
職員の人数と定数、非常勤職員の人数と待遇、非常勤職員の必要性。
答弁
職員数は平成24年4月の段階で522人で定数は653人、非常勤職員は年度内に出入りがあるため、おおよそ280人から290人で推移している。非常勤職員の待遇については、基準となる賃金の引き上げを盛り込んだ新年度予算を計上している。平成22年3月に定めた職員適正化計画により、職員数の削減配置に取り組んでおり、どうしても穴が空く職種もあり、そういう部分には非常勤職員を配置しながら業務を進めている。
質問
保育園の職員について、正職員が非常勤職員の半分以下と指摘されているが、法的なものはクリアしているのか。
答弁
保育の基準で定められている有資格者1人に対して園児何人という基準はクリアしている。
質問
正規職員と非常勤職員が同じような仕事をしておきながら、待遇が違うというのは働く側としてみれば不満がある。改善の方法は考えているのか。
答弁
保育園の職員に関しては、北秋田市保育園等の在り方検討委員会を作って現実を調査したり現状を見ていただいたりしているので、検討委員会からの結果を踏まえながら検討していく。他の非常勤職員については、行政が力を入れる部分とか短期的に見なければいけない部分もあるので、非常勤職員としての必要性があると認識している。
質問
内陸線について、24年度の見込みは。
答弁
報道されているとおり、4者合意の目標である赤字2億円以内を達成する見込み。来年度以降も経営を改善していき安定した経営に努めるよう、その方策を県、2市、会社で協議していくことになる。
質問
合川小学校の建設について、常任委員会ではその内容は報告されていると思うし、買収等については昨年の9月議会で上がっているが、今回の予算計上について、基本設計の具体的な概要は議会全体に報告されていない。教育長の見解は。
答弁
合川小学校の建設に関しては、学校建築検討委員会を立ち上げて進めてきたが、議員指摘の議会への説明責任が果たされてこなかったとなれば、ひとえに私の至らなさによるところなのでお詫びします。今後議会との信頼関係を損なうことのないように丁寧に応対していきたい。
質問
農業振興費について、青年就農給付金と雇用を創出する農林業ビジネス支援事業費補助金の事業内容は。
答弁
青年就農給付金は、人農地プランに記載された新規就農者への助成金として年間150万円を助成するもので、4.5人分を計上。雇用を創出する農林業ビジネス支援事業費補助金は、25年度から県で新設する企業農業参入と雇用維持創出を図るため、企業等が農業に参入する際に、施設機械等の整備と合わせ、離職者の雇用に対する経費の助成。離職者の雇用に関しては1人あたり年間120万円で、全額県の補助金。25年度は、異業種から参入した農業法人と建設業から農業参入を計画している2法人の分として1944万円を計上している。
質問
集落営農、生産調整推進事業に対する補助が昨年まではあったが、計上されていない理由は。
答弁
市内2JAと話し合いをした結果、集落営農、生産調整推進事業に対する補助に代わるものとして、地域営農円滑化推進事業補助金を計上している。
質問
公民館費について、清掃委託と公民館管理委託、公民館清掃委託とあるが違いは何か。また委託先はどこか。
答弁
清掃委託は公民館の清掃でシルバー人材センターを想定している。公民館清掃委託は農林業施設を公民館として利用しているところもあるので、その清掃分として区別している。公民館管理委託は、夜間と土日の日直の管理。