2013年01月04日
コンテンツ番号7495
市の再生のためには一人一人自らが再生する気持ちで
(2013.1.4)
平成25年の仕事始めを迎えた1月4日(金)、市役所大会議室で津谷市長が幹部職員ら約80人を前に年頭の訓示を行い「今年は巳年、蛇の脱皮ということから再生の年でもある。市の再生のためには一人一人自らが再生する気持ちで」と職員の奮起を促しました。
津谷市長は、昨年を「東日本大震災の復興が思うように進まない中で、長引く景気の低迷や国への不信感などから、日本中が重苦しく沈み込んだ雰囲気でありましたが、ロンドンオリンピックでの日本選手団の活躍や、山中教授のノーベル賞受賞の快挙は私たち日本人に元気と感動を与え、更に日本人としての誇りを取り戻してくれました。一方私どもの北秋田市においては、1月の豪雪や4月の爆弾低気圧、秋になってまで続いた猛暑など自然の厳しさを実感しましたが、大きな被害がなく済んだことは幸いでありました」などと振り返りました。
続けて、「明るい話題では何と言っても北あきたバター餅ブームが上げられますが、これを一過性なもので終わらせることなく、今後の関係者の奮起を期待するものです。森吉山ダムの完成、市民病院の門前薬局の開院、日沿道全線開通に向けての二ツ井今泉道路・鷹巣西道路の具体的に動き出しました。また、暮れには八幡平からクマを受け入れるための覚書を秋田県と交わしました」などと昨年を振り返り、クマの受け入れについて「秋田県のイメージダウンを防ぐのみならず、バター餅のように北秋田市の知名度の向上につながるものと考えていますので、安全対策には万全をつくし、真に北秋田市民の利益につながるよう、今秋に予定される本格受け入れまでの間に慎重かつ丁寧に様々な検討をしていきたい」などと課題に対する取り組み姿勢を述べました。
そして、「少しずつめどがついて来ていながらも、まだまだ問題の山積している北秋田市ではありますが、美しく豊かな自然、地域ごとに誇れる文化や様々な資源があり、無限の可能性を秘め北秋田市でもあります。埋もれている地域の宝を掘り起こして、市民が誇りを持てる明るく元気な北秋田市を作り上げていきたい」と抱負を述べました。
また、職員に対しては「バター餅のブームや八幡平からのクマの受け入れは、年度当初には予定のなかった事案であり、担当職員は大変戸惑ったと思いますが、これからは過去の行政での経験則では判断できないような多様な事案が出くわす可能性は大であり、常に柔軟な対応を心がけ、特定の人間にだけ仕事を集中させるのではなく、広く情報と連絡を共有してオール北秋田市で物事に当ってほしい。特に本年秋には秋田デスティネーションキャンペーンが始まりますし、平成26年の国民文化祭への取り組みも本格化します。中心市街地の活性化に向けた事業も動き出すなど、北秋田市全体が元気になれるよう職員の皆さんの奮起を期待します」などと訓示を行いました。