2013年01月04日
コンテンツ番号7494
市民の厚い信頼と期待に応える
(2013.1.4)
平成25年北秋田市消防出初式が1月4日(金)、阿仁地区で開催され、消防団員や婦人消防隊ら611人が阿仁公民館から阿仁中学校までを分列行進しました。
この日は寒さも厳しく雪が舞うあいにくの天候でしたが、鷹巣、合川、森吉、阿仁の4支団計27分団の団員は一糸乱れぬ隊列行進をし、阿仁庁舎前で津谷永光市長、北林榮消防団長、長岐順一消防長の観閲を受け、沿道で見守る市民に無火災と市民の生命・財産を守る意気込みを示しました。
分列行進終了後、阿仁中学校体育館で行われた式典では、津谷市長が「昨年は、火災発生15件への出動がありましたが、幸いにして火災による死者や傷者は無く、火災から命を守る住宅用火災警報器の設置率も80%に達し、これも皆様の献身的な啓発活動により、市民一人ひとりが高い防火意識を持っていただいたものと確信しています。また、豊かな観光資源を誇る北秋田市では登山者や入山者も多く、当市の自然を楽しんでいただいていますが、その一方で遭難事故があとを絶ちません。そのつど、消防団員の皆様には長時間にわたる捜索や救助活動にご尽力され、ご協力いただいていることに改めて感謝を申し上げます。近年の異常気象は、局地的に、しかも短時間に集中して大雨や大雪となる傾向があり、市でも幾度となく想定を超える災害が発生し、昨年も消防団員の皆様にとりましても緊張感と警戒活動が続いた一年でした。 市としましても、消防車両などの消防機材の充実整備を図り、災害時の情報伝達、避難誘導、救急救助などに万全を期して、減災に努めていく所存ですが、消防団員はじめ婦人消防隊員、消防関係者の皆様には、災害から地域の安全安心を守るために、防災意識の涵養に努められ地域の防災リーダーとして活躍されることを期待するとともに、崇高な消防精神のもと、職務の重要性を深く認識され、心身の鍛錬、技術の錬成に努め、市民の厚い信頼と期待に応えていただくことを強く望みます」 などと式辞を述べました。
次に、北林団長が「近年は消防団員の減少、高齢化が憂慮されており、これまで以上に消防団員の結集が求められている。また、確実に進んでいる地球温暖化に伴う記録的猛暑、集中豪雨、爆弾低気圧などの自然災害が全国的に後を絶たず、各地に甚大な被害をもたらし、災害有事における救助体制の安全性、消防体制の充実、強化が必要とされている。消防団員は特別職の地方公務員であることを再認識していただき、誇りと使命をもって市民の信頼と期待に応えるべく、一層のご尽力をお願いしたい」などと訓示をしました。
この後、秋田県消防協会大館北秋田支部表彰防火作文の表彰状授与が行われ、優秀賞2人、優良賞6人の名前が読み上げられ、代表して鷹巣南中学校の佐藤麻望さん(2年)が表彰状を受けとりました。
また、 消防団員表彰状授与及び伝達では、秋田県知事表彰(有功章10人、40年勤続章2人、35年勤続章2人、30年勤続章5人、25年勤続33人、20年勤続章22人)、秋田県消防協会表彰(功労賞2人、10年勤続章20人)、秋田県消防協会大館北秋田支部表彰(功労賞9人、5ヶ年無火災分団表彰1団体)、北秋田市長表彰(精勤章19人)がそれぞれ団員に授与され、受賞者を代表して森吉第4分団の柴田俊久部長が謝辞を述べました。
続いて、北秋田市議会議員、秋田県議会議員ら多くの来賓が参列した中、代表して佐藤吉次郎 市議会議長、秋田県知事(長谷部勝 北秋田地域振興局長代読)、近藤健一郎 県議会議員、北林丈正 県議会議員から祝辞がありました。
終わりに、団員一丸となって市民の安全安心を守ることを誓い、元北秋田市消防団団長の中村信一さんの万歳三唱で出初式を締めくくりました。