2013年01月22日
コンテンツ番号7483
メガソーラー事業の誘致などを説明
(2013.1.22)

平成25年1月津谷市長記者会見(市役所)
津谷市長の記者会見が1月22日(火)、市役所で開かれ、メガソーラー事業の誘致や市災害警戒部の状況などについて説明しました。
主な会見の要旨は次のとおりです。
メガソーラー事業の誘致について
国では、地球温暖化対策やエネルギー供給の多様化対策として、昨年7月1日に施行されました「再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度」が始まったことから、市としても、市有地におけるメガソーラーの誘致を図ってきました。
この度、首都圏の企業から市内にメガソーラーを設置したいとの申し出があり、条件等について協議を続けてきましたが、ほぼクリアする見込みとなったことから、現在、覚書の締結に向けて準備を進めていることを報告します。 設置場所は、3年前に開催された、第133回秋田県種苗交換会会場の跡地で、9.5haのうちの8haを使用して、ソーラーパネル等を設置するもので、計画出力は2667.84kwを見込み、事業期間は20年を予定しています。これは、現在予定されているメガソーラー事業では県内最大の発電規模となっています。 また、安全面を考慮して、敷地の周囲にはフェンスが設置されることになっています。
今後の予定としては、本日から関係地域への説明会を開催したうえで、3月までを目途に北秋田市に設置予定の現地法人との協定書の締結を行い、4月からの工事着手、9月の完成、10月からの発電運転開始を目指す予定となっています。
北秋田市災害警戒部からの報告について
今年の大雪については、平成25年1月8日午前9時に、北秋田市災害警戒部を設置して対応をしているところですが、現在の状況を報告します。
まず始めに、本日9時26分頃に、市営湯の岱温泉の屋根の雪下ろし作業を行っていた市の商工観光課の臨時職員の内、1名が屋根の雪とともに滑り落ち、軒下で作業していた2名の職員が雪に埋もれる事故が発生しました。その内1名が市民病院に搬送されましたが、幸い意識もはっきりしており軽傷ということでしたが、様子を見るため2、3日入院することになりました。
本日、現在の大雪による人的被害としては重傷者2名、軽傷者5名の計7名となっており、全ての方が除雪作業中の被害となっています。 また、1月8日午後1時35分には、阿仁水無地区において倒木による停電が発生し、204世帯が停電しましたが、同日午後5時43分に復旧しております。 その他、2棟の家屋で落雪及び積雪による一部破損の被害報告が出されています。 また、市道葛黒・吉ヶ沢線において、道路への雪崩が発生したことから、昨日(21日)午後5時から通行止めを行っています。まだ雪崩が発生する恐れがあることから全ての雪が落ちてからの通行止め解除を考えています。
除雪費につきましては、予算額4億1925万円に対しまして、現在での支出が1億6,869万1,707円、執行率は40.2%となっており、現時点においては補正を行う予定はありません。また、これまでの各地区の一斉除雪出動回数は、鷹巣地区13回・森吉地区19回・合川地区20回・阿仁地区29回となっています。
なお、参考までに福祉の雪事業における、現在での登録世帯数は1,392世帯で、利用実績としては、利用世帯が511世帯・延べ利用回数は3,435回、総事業費7,303,890円でその内の市負担分(扶助費)は5,443,168円で、前年比約3割の増となっています。
また、明日、秋田県市長会として、今年の豪雪に対する国の支援をお願いするための要望書を関係省庁に提出するために上京してきますし、市としても、引き続き、天候等の情報を注視しながら、市民の安全安心を守るために最大限の対応を行っていきたいと考えておりますので、市民の皆様におかれましても、特に屋根の雪下ろしの際には、「命綱をつける」「近所に声掛けして二人以上で行う」「なるべく携帯電話を持って行う」など万全の対策をもって十分に気を付けて作業して頂くようこの場を借りてお願いいたします。
主な質疑応答
メガソーラーの設置場所が秋田県種苗交換会会場の跡地になった決め手は。
まとまった面積の遊休の市有地であること、高圧電線も近いところを通っているなど有利な条件があったことによると思う。
土地は無料で貸すのか。
土地は賃貸し、ソーラーパネルを設置することによって固定資産税の税収を見込む。市としては投資するなどのリスクを負うことはない。
メガソーラーは、一般家庭世帯に換算するとどのくらいの規模か。
735世帯分に相当する。