2013年01月25日
コンテンツ番号7481
市で初となる国の重要有形民俗文化財に
(2013.1.25)
文化審議会では、1月18日(金)に開催された文化審議会文化財分科会の審議議決を経て、「阿仁マタギの狩猟用具」を重要有形民俗文化財に指定するよう文部科学大臣に答申しました。
今回、指定対象となった阿仁マタギの狩猟用具は293点。近日中に答申どおり指定される見通しとなっており、指定された場合、北秋田市としては8件目の国指定文化財、重要有形民俗文化財では初めての指定になります。また、秋田県としては国指定文化財は累計で106件、重要有形民俗文化財は6件になります。
名称 | 種別 | 指定日 |
---|---|---|
桃洞・佐渡のスギ原生林 | 天然記念物 | 昭和50年2月13日指定 |
旧阿仁鉱山外国人官舎(異人館) | 建造物 | 平成2年3月19日指定 |
伊勢堂岱遺跡 | 史跡 | 平成13年1月29日指定 |
絹本著色松に唐鳥図(佐竹曙山筆) | 絵画 | 平成15年5月29日指定 |
根子番楽 | 無形民俗 | 平成16年2月6日指定 |
金家住宅 | 建造物 | 平成20年12月2日指定 |
秋田県胡桃館遺跡出土品 | 考古資料 | 平成21年7月21日指定 |
阿仁マタギの狩猟用具は、根子、打当、比立内などの集落に居住したマタギが使用した衣装、武器・罠類、山小屋での生活用具ならびに行商用具などをまとめたもので、今回の指定の対象となったのは、クマなど大型獣の狩猟に使われた武器や衣装、携行品など119点、ウサギなど中・小型獣の狩猟用具97点、鳥類の狩猟用具33点、山小屋の生活用具20点、行商用具24点の計293点です。
それらの所有者は、地域住民ら個人25人や北秋田市、マタギの里観光開発で、指定される293点のうち、約190点は個人が所有しており、市所有を含めた残りの一部は打当のマタギ資料館や根子児童館などに展示されています。