2014年11月26日
コンテンツ番号7457
国民文化祭や誘致企業への助成などについて説明
平成26年11月定例記者会見(11月5日、市役所本庁舎)
市長定例記者会見が、11月5日(水)に市役所本庁舎で行われ、国民文化祭やティディエス(株)秋田工場の増設などについて説明しました。
主な会見の要旨は次のとおりです。
1.国民文化祭あきた2014について
第29回国民文化祭あきた2014が11月3日で幕を閉じました。当市では「チェンソーアートフェスティバル」「現代詩フェスティバル」「内陸線アート」の3つの事業を行ったところ、天候にも恵まれ、盛会裏に終えることができました。特に、「チェンソーアートフェスティバル」では、期間中5000人近い人が来場し、期間終了後も作品を見に来られる方々が後を絶たず、チェンソーアートの素晴らしさを多くの皆さんに伝えることができたと考えています。「現代詩フェスティバル」では、詩作の旅と現代詩大会に全国から多くの参加者をお迎えし、当市の魅力を発信できたものと思っていますし、詩と郷土芸能のコラボレーションは、市民の皆さんにとっても地元の伝統文化を改めて見直す良い機会になったと考えています。また、「内陸線アート」では、多くの著名なアーティストの作品に触れる機会となりましたし、特に旧浦田小学校に作られた「魚座造船所」には、製作段階から多くの方々に高い関心を示していただき、約1,000人を超える方々が訪れてくれたとのことです。ご協力をいただいた地域住民やボランティアの方々に、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
現在、取りまとめを行っていますが、期間中の来場者数は2万人を超えたとのことであり、多くの皆さんがそれぞれ思い思いの文化に触れていただいたものと考えています。平成24年度から準備を進め、企画段階から多大なるご尽力をいただいた実行委員並びに企画委員の皆さん、様々な形で取り上げていただいた報道関係の皆さんに心から感謝を申し上げます。国民文化祭を通して、全国に当市の魅力を大いに発信できたものと認識していますが、これを契機として、今後は十分な検証をしながら、文化振興はもとより北秋田市の更なるPRにつながるように取り組んでいきたい。
2.ティディエス株式会社秋田工場の増設について
大野台工業団地に進出しているティディエス株式会社秋田工場の増設が決定しました。この会社は、自動車や医療機器、光学機器や事務機器などの幅広い分野で使用されている「ソレノイド」と呼ばれる製品を約2,100種類以上製造しており、単一メーカーとしては国内トップシェアで、世界的にもトップクラスの実績を誇っています。その国内唯一の生産工場が、当市の秋田工場になりますが、今回の増設により、10数人の雇用が見込まれ、将来的には30人程度の雇用拡大を計画しているとのことです。なお、今回の増設は9月定例会で議決された工場立地法の緑地面積緩和措置の第1号としての適用が見込まれ、北秋田市工場振興促進条例に基づく助成も予定されており、雇用の創出をはじめとする地域経済の活性化に大きく寄与していただけるものと、とてもうれしく感じているところです。
貴社には、先日行われた産業祭にも初出展をしていただいたところですが、今回の産業祭では、おかげ様で2日間で1万人にせまる来場者数となったところです。これも出展してくださった企業や農家の皆さんをはじめとする関係各位のご尽力の賜物であり、この場をお借りして心からお礼を申し上げます。
3.大館能代空港運賃助成事業について
市民の空港利用促進を図るため、大館能代空港発着の航空機利用者に対する、航空運賃の一部を助成することとしました。この事業は、冬期間の搭乗率低下を防ぐため、12月1日から来年の3月31日までの搭乗分に対して助成するもので、航空機に搭乗する日に北秋田市に住所を有する方を対象として、昨年と同様に片道2,500円を助成します。今回で4年連続の実施となりますが、毎回好評をいただいていますので、今回も大いにご利用いただきたい。
4.秋田大学「地(知)の拠点整備事業」フォーラム2014in北秋田について
11月21日の午後1時から、阿仁ふるさと文化センターで、秋田大学「地(知)の拠点整備事業」フォーラム2014 in北秋田が、大学と市の主催により開催されます。この事業は、自治体等が地域に対する教育・研究・社会貢献を進める大学等を支援し、地域再生・活性化の拠点となる大学の形成を目指して行われているもの。これまでも「鉱山の隆盛がもたらした阿仁文化の現代への活用〈阿仁の今昔物語〉」をテーマとして、かつて鉱山で栄えた阿仁の文化を発掘・復活させ、これを核とした文化振興による新たな地域づくりを目指す取り組みが行われており、その一つとして今回のフォーラムも開催されるものです。
当日は記念講演として、荻慎一郎(おぎしんいちろう)高知大学教授による「江戸時代の阿仁鉱山と地域」と題した講演が行われるほか、秋田大学からの事業報告が行われます。入場は無料で事前の申し込みも必要ありませんので、ぜひたくさんの方々にご参加いただきたい。