2014年11月11日
コンテンツ番号7450
老後の老後を考える
北秋田市男女共同参画社会づくり基礎講座が11月10日(月)、森吉コミュニティセンターで開かれ、市民約100人が参加し、男女共同参画の意義や住民が主役の地域づくりの必要性ついて理解を深めました。
講座は「私たちの老後の老後」をテーマに、少子高齢化社会を迎え、老後の不安を安心に変える知恵と工夫が求められている時代に、地域社会と関わり合いながら男性と女性がともに支え合い、豊かなシニアライフを送るための理解を深めようと行われたものです。
開会にあたり、津谷市長が「高齢になってから一人暮らしになる可能性が大きく、元気で豊かな老後を迎えるためには、女性も男性も、自立のための準備をしていく必要があります。男女共同参画社会の実現のためには、様々な分野で取り組みが必要ですが、今回の基礎講座が、老後の過ごし方を見つめなおし、一人一人が自らの問題として考え、行動していただくよい機会になればと思います」などと主催者を代表してあいさつ。
また、来賓の小川秀明・北秋田地域振興局総務企画部長が「県ハーモニー条例を制定し7つの基本指針を定めているが、推進するためには意識や心を変える必要があります。意識や心を変えるのは、個人個人の問題でたいへん難しく地道な取り組みが必要だと思います。男女共同参画社会の根っこになるのは、人への感謝、おもいやり、人を理解する気持ちが必要だと考えます」などとあいさつしました。
続いて、(公財)介護労働安定センター秋田支部専任講師の安部美恵子氏が「高齢社会との向き合い方『光と影』」と題して講演。安部さんは「死ぬまで元気で、死ぬときには「みんなありがとう」と言ってポックリ逝くのを目指そう」とし、そのためには、楽しく生きることを真剣に考え、人とふれあい、やる気、勇気、根気を持つことの大切さを話しました。さらに、元気なうちにやっておきたい明るい老い支度として、自分に万一のことがあったときに、自分の願いや思いを書き残すエンディングノートを備えるよう勧めました。
講演終了後は、各テーブルにあきたF・F推進員が加わり、「老後の老後のために今、何をすべきか」をテーマにグループディスカッションが行われ、日頃思っていることなどを積極的に発言し合っていました。