2014年11月21日
コンテンツ番号7444
共に安心して暮らしていけるまちづくりを
(2014年11月21日)
第10回北秋田市社会福祉大会が、11月21日(金)に北秋田市文化会館で行われ、福祉活動功労者への表彰や社会福祉協議会の活動報告などが行われました。
当大会は、北秋田市社会福祉協議会(高坂祐司会長)が主催し、毎年開催されているもので、10回目となる今大会のテーマは『つながる絆 あなたのやさしさ みんなの力』。少子高齢化や核家族化の急速な進行とともに、経済的困窮が重なり、地域の福祉課題が多様化、深刻化の一途をたどっており、地域住民同士の助け合い・支え合いと公的な福祉サービスが一体となって展開されることが必要とされています。そういった中で、市民が一堂に会し、地域で支え合うことの大切さを今一度確認し、ともに支え合う地域福祉社会の実現を目指すことを目的として行われました。
大会では、はじめに高坂会長が「国は生活困窮者自立支援法を制定し、その施行に向け11月から行政と社協が協力して取り組んでいくことになるが、成果を上げるためには、福祉の古い習慣である縦割り制度を打破する必要がある。行政、社協、民生委員、児童委員、自治会や町内会などの地域住民を含めた連携が不可欠であり、社協は奉仕の力を生かす下働き役を果たし、私たちが住み慣れた地域で共に安心して暮らしていけるまちづくりに努めたい」などとあいさつ。続いて、北秋田市社会福祉協議会表彰、秋田県共同募金会長表彰の授賞式が行われ、福祉事業に貢献、功労された方々に表彰状や感謝状が贈られました。
このあと、来賓を代表して工藤信夫副市長、秋田県議会の近藤健一郎議員、同じく北林丈正議員が祝辞を述べ、このうち工藤副市長は「本日は、福祉関係の皆さんが一堂に会し、社会福祉大会が行われることを心よりお祝い申し上げる。先ほど、髙坂会長も話されたとおり、生活困窮者自立支援法が4月から施行される。新制度の施行に向け、市においても生活困窮者への総合的な支援体制を強化すべく、社会福祉協議会と共に研修会や先進地視察など、積極的に取り組んでいるが、新制度の施行をはじめ、社会福祉施策をより充実したものにするためには、これまでも活発に活動してこられた皆さんのご支援は欠かすことはできない。皆さんには、今後とも地域のニーズに応じた福祉活動を展開いただき、皆で支え合うまちづくりを築いていきたい」などとあいさつしました。
式典終了後は、設立から10年の節目を迎えた北秋田市社会福祉協議会のこれまでの活動が報告されたほか、テノール歌手の新垣勉さんによる記念講演が行われ、来場者は熱心に聴き入っていました。
【北秋田市社会福祉協議会長表彰】
社会福祉施設従事者功労
加賀明美さん(山水荘)/柴田とも子さん(グループホーム桂寿あに)/鈴木貞子さん(グループホーム桂寿あに)
社会福祉協議会従事者功労
佐藤敏博さん(阿仁養護老人ホームもろび苑)/鈴木更子さん(阿仁養護老人ホームもろび苑)
長岐憲明さん(ケアタウンたかのすショートステイ)/長岐眞津子さん(サポートハウスたかのす)
地域社会福祉功労(団体)
森吉婦人会/上新町いきいきサロン/比立内中央地区いきいきサロン実行委員会
下新町町内会/荒瀬いきいきサロン実行委員会/大町生き活きサロン
【秋田県共同募金会長表彰】
高額寄付者表彰
吉田敏雄さん/小笠原喜代志さん/秩父孝さん
感謝状
禅道研修会/安部貞一さん/金田修さん