2014年10月03日
コンテンツ番号7430
市政10周年記念式典や国民文化祭などについて説明
市長定例記者会見が、10月3日(金)に市役所本庁舎で行われ、北秋田市誕生10周年記念式典や、国民文化祭などについて説明しました。
主な会見の要旨は次のとおりです。
北秋田市誕生10周年記念式典について
今月11日土曜日に北秋田市誕生10周年記念式典が開催されます。今回の式典では、市制施行時より様々な分野において、市の発展に多大なご尽力いただいた方々、計8団体を功労者として特別表彰させていただくほか、市民歌の初お披露目と参加者全員による合唱を予定しています。初お披露目は、市内各コーラスグループ150人で編成する大合唱団と、秋田北鷹高校吹奏楽部の演奏によって、盛大に行われることになっており、式典当日に向け、非常に熱心に練習をしていただいています。私も何度か練習に参加していますが、歌うたびに感動があり、元気づけられる素晴らしい歌となっています。なお、10月1日より市民歌のメロディをホームページに掲載しています。市民の皆様には大変お待たせしましたが、ぜひともお聞きになっていただきたい。
いずれにしても11日は、10年という節目を北秋田市民みんなでお祝いし、さらなる発展へとつなげるための記念すべき一日にしたいと考えています。
国民文化祭について
いよいよ明日から第29回国民文化祭あきた2014が始まります。初日は、阿仁河川公園で、内陸線アート事業「大館・北秋田芸術祭」のオープニングセレモニーを開催するとともに、パトリシアピッチニーニさんのバルーンアートの展示が行われます。当初は、4日と5日の朝8時から11時までの展示予定でしたが、より多くの皆様に見ていただくため、4日は午前10時から午後2時と午後4時30分から午後8時までの2回、5日は午前10時から午後5時までと展示時間が長くなりました。阿仁水無地区の宮越家や飛澤家をはじめ、旧浦田小学校や鷹ノ巣駅前の河哲倉庫など、各展示会場の準備も整ってきていますので、市民の皆様には様々な芸術作品をご堪能いただきたいと思います。
旧浦田小学校の「魚座造船所」では、本日午後5時から日比野克彦さんを交えての前夜祭とライトアップが行われる予定となっており、国文祭期間中も天気が良ければライトアップは継続されるとのことです。また、根子・マタギのフットパスはまだ定員枠に幾分余裕があるとのことですので、ぜひ、この機会に参加いただきたいと思います。
10日から開催されるチェンソーアートフェスティバルの「赤とんぼ大作戦」では、事前に市内全ての小学校で作ってくれた350基の赤とんぼオブジェの設置作業が、今月1日からはじまっており、期間中にご来場いただいた方々による赤とんぼオブジェの設置とあわせた完成がとても楽しみとなっています。また、「木にふれあう体験コーナー」では、木製プランターの製作を行います。制作後はお持ち帰りが可能ですので、ぜひ参加していただきたいと思います。なお、期間中は、鷹ノ巣駅前から北欧の杜公園までのシャトルバスが運行される予定ですし、12日と13日は同じ会場でフローラルフェスタも開催されますので、ぜひ多くの皆様に足を運んでいただきたいと思います。
26日の現代詩フェスティバルについては、4600点の応募作品の中から優秀作品を決定し、当日の大会で発表と表彰をする予定です。また、アトラクションも、書道パフォーマンスをはじめ郷土芸能と詩のコラボレーション、綴子大太鼓の演奏など、いつもと一味違う感動があるものと期待をしていますし、伊奈かっぺいさんとあゆかわのぼるさんの対談は、市民の皆さんの関心も高く、問い合わせも多数きています。なお、この国民文化祭に関する情報は、10月1日発行の市広報にわかりやすく掲載していますので、参考にしていただき、ぜひ、多くの皆さんに秋田県で初めて開催される国民文化祭を楽しんでいただければと思います。
第8回北秋田市産業祭について
10月25日と26日に第8回北秋田市産業祭が、鷹巣体育館で開催されます。今回のテーマは、『輝く技術引き継ぐ伝統未来を語ろう北秋田』として、昨年と同様に歌謡ショーなどは行わず、産業祭としての原点に立ち返り、市内産業をたくさんの方々に見て、触れて、知ってもらえる場にしたいと考えています。そのため、これまでの出展企業に加え、新たにTDS株式会社秋田工場と東洋精箔株式会社秋田工場に出展していただくなど、国内のみならず世界で人々の豊かな生活を支えている企業をはじめ、市内の多くの企業に出展してもらい、体育館全体を産業出展者のブースで埋め尽くすよう準備を進めています。また、昨年に引き続き、日立建機株式会社と新東北メタル株式会社のご協力により、双腕作業機の『アスタコ』という大型重機が展示されるほか、自衛隊車両など市民の安全を守る車両展や北秋田市のおいしいものが大集合するテント村、さらには毎年大人気の苗木・堆肥販売も行われます。また、FM秋田のアナウンサーである村井絵美さんを司会者に迎え、開会セレモニーやステージイベントの進行のほか、各ブースを廻り、会社紹介や商品紹介をしていただきますし、サブ体育館での「びっくり商業祭」もこれまで以上に充実した内容となっています。
この産業祭では、市内で一生懸命頑張っている企業等の方々が、どのような製品を作り、その製品がどのように豊かな生活を支えているか、さらには世界に発信されている北秋田市ブランドを市民の方々に知ってもらうことで、北秋田市で働いていることへの誇りや若い方々が「地元に残って働きたい」と思えるような環境づくりに繋げていければと考えています。
「北秋田市起業支援事業」及び「北秋田市就業資格取得支援助成金」について
今年3月に策定した北秋田市定住促進基本方針に基づく施策の一環として、市内で新たに起業をする方に対して、起業に要する経費や新規雇用に要する経費の一部を助成する「北秋田市起業支援事業」を実施することとなりました。対象となるのは、市内に事務所や店舗・工場等を設置し、新規雇用を行った場合の事業拠点費及び人件費となり、経費の1/4の補助率で、限度額は75万円以内となっています。なお、この事業は、秋田県が実施している「秋田県起業支援事業」と同様のものであり、県事業と併せると最大で225万円の支援が受けられます。
また、求職者の就業機会の拡大を図るため、就職する上で有利となる資格を取得した方に対する「北秋田市就業資格取得支援助成金」も実施します。この助成金の交付対象となるのは、ハローワークに求人登録中に国家資格や公的資格を取得した方で、経費の1/2以内で上限を10万円とした助成が受けられます。これらの事業の積極的な活用により、地域経済の活性化や雇用の創出に繋がり、若者の市外流出防止とUターンやIターン等で当市に移住、定住する方や交流人口の増加につながることを期待しています。
縄文遺跡群世界遺産推進支援フォーラムの開催について
11月29日に、都内において「縄文遺跡群世界遺産推進支援フォーラム」が開催されます。このフォーラムは、首都圏で活躍されている秋田県出身者で、リーダー的な存在であり影響力を有する方や、産業界の最前線で活躍されている方などで構成されている「秋田産業サポータークラブ」の配慮により、同クラブと北秋田市が主催して開催するもので、「縄文時代研究の最新トピックス」と題して、国学院大学の谷口康浩(たにぐち・やすひろ)教授から、縄文遺跡の最新研究をご講演いただくほか、秋田県・北秋田市の各教育委員会からの報告や私も観光PRを行う予定となっています。
首都圏に在住のふるさと会の皆さんはもとより、考古学を学んでいる学生や研究者への参加を広く呼び掛けており、伊勢堂岱遺跡の世界遺産登録に向けた機運の醸成を図るとともに、平成28年春にオープン予定のガイダンス施設整備のPRを行っていきます。
なお、10月4日と5日の午前10時から午後3時には、国民文化祭「縄文アート・フェスタ」事業の一環として、今年度2度目となる遺跡の特別公開が行われます。前回5月の特別公開も大盛況でしたので、今年度最後の公開となる今回もぜひたくさんの方々にご参加いただきたいと思っています。