2014年10月04日
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様々なアート作品に触れる
「第29回国民文化祭あきた2014」が10月4日(土)に開幕し、北秋田市内でも市主催事業の「内陸線アート」の多彩なイベントが繰り広げられ多くの来場者がアートに触れました。
「内陸線アート」は、特定非営利活動法人アートNPOゼロダテが企画制作している「大館・北秋田芸術祭2014~里に犬、山に熊。」事業の一環としても行われます。
阿仁河川公園で行われたオープニングセレモニーでは、国民文化祭北秋田市実行委員会会長の津谷市長が「今日から国民文化祭2014がスタートした。北秋田市では、内陸線アート、チェンソーアートフェスティバル、現代詩フェスティバル、JOMONARTフェスタが行われる。アート制作を通して地元の人々とふれあい、宝を掘り起こして光をあてていただきたい。期間中はたくさんの人に来ていただき、地元の方には北秋田市の発見と誇りを感じ、市内外から訪れる皆さんには、市のよさを感じていただきたい」とあいさつ。つづいて大館・北秋田芸術祭2014の統括デレクターで中村政人東京芸術大学准教授は「この地域の魅力を作家の作品を紹介しながら伝えていきたい」と述べました。
この後、参加している作家が、それぞれの作品に込めた思いを話しました。
「内陸線アート」の主会場となる阿仁合地区では、内陸線をテーマにした絵画・写真作品の公募展覧会や民家を改修した作品の制作、古民家を会場にした絵画や写真展のほか、阿仁根子トンネルでは、ダンスや音、光で表現する「根子フェス」が行われ来場者を魅了しました。また、旧浦田小学校ではアート作家の日比野克彦さんの「魚座造船所」が公開されたほか、鷹巣駅前の河哲商店倉庫でアート展や写真展が繰り広げられました。
阿仁合小学校のグラウンドでは、オーストラリアの芸術家パトリシアピッチニーニさんが制作したバルーンアート「スカイホエール」が公開されました。作品はクジラの形をしたピンク色と黒色の熱気球で全長34m、幅20m、高さ23m。来場者は、上空に浮かぶ巨大なクジラに歓声をあげながら、写真に収めようとさかんにシャッターを押していました。
内陸線アートは秋田内陸線沿線で11月3日(月)まで、また、チェンソーアートフェスティバルは県立北欧の杜公園を会場に10月10日(金)~13日(月)、現代詩フェスティバルは文化会館などで10月25日(土)と26日(日)に行われます。