2014年10月11日
コンテンツ番号7422
犯罪の起こらない日本一安全で安心な秋田を
「安全・安心まちづくりフォーラムinきたあきた」北秋田市民防犯大会・地域安全ネットワーク推進交流会が10月11日(土)に交流センターで開かれ、講話や講演を通して犯罪のないまちづくりについて理解を深めました。
フォーラムは、犯罪の起こらない日本一安全で安心な秋田県づくりを目指し、関係機関が連携を深めるとともに、県民の防犯意識を一層高め、今後の取り組みを促進させることを目的に秋田県、北秋田市防犯協会などが開催したもので、市内外から約100人が参加しました。
開催にあたり秋田県生活環境部の佐々木誠部長が「本県の刑法犯の認知件数は12年連続して減少している。人口10万人あたりの発生割合は、全国一低く、検挙の割合も全国トップクラスとなっているが、これも、皆さまの活動と協力によるもの。皆さまには、今後とも子どもの見守りなど、地域の安全確保のためにご活躍くださるようお願いするとともに犯罪のない社会の実現を祈念します」などとあいさつしました。
つづいて津谷市長が「犯罪を防ぐには、防犯意識を高めて防犯知識を深めることが重要です。本日学んだことを、職場、地域、家庭で話題にして犯罪意識と知識を共有し、子どもや高齢者を見守る安全安心なまちづくりに一層ご理解とご協力をお願いします」と述べました。
また、北秋田警察署の古屋義和署長は「本日から全国地域安全運動が始まりましたが、関係機関、団体と協力しながら、犯罪のおきにくい社会の実現を目指して各種対策を推進していきます。地域住民の安全に関する意識が高まり、犯罪や事故のない安全で安全の実現を目指していきましょう」と話しました。
次に安全安心まちづくり功労者表彰が行われ、安全・安心まちづくりに関して自主的な活動や先駆的な取り組みで、他の模範となる顕著な功績のあった、大館市の「わらべ守り隊」、北秋田市の軽音楽演奏アマチュアバンド「ストーンレークス」、男鹿市の「脇ーっ子守り隊」、にかほ市の「自主防犯パトロール隊『絆』」、鹿角市の大里廣明さんが表彰を受けました。また、秋田県防犯功功労者の表彰も行われ、地域安全思想の普及、高揚または防犯設備の拡充整備等地域における安全活動に尽力し、犯罪等の未然防止に功労のあった、北秋田市防犯協会森吉支部の御所野正義さん、庄司竹千代さん、金啓子さんが表彰を受けました。さらに、このたび全国防犯功労者として防犯栄誉金章を受章した佐藤秀信さんの紹介も行われました。
引きつづき、秋田県警察本部生活安全企画課の高杉博樹係長が「地域安全ネットワーク活動の活性化について」と題して講話。高杉氏は県内でも被害が増加している特殊詐欺や住宅を対象とした侵入犯罪などを紹介するとともに「防犯には、関係機関、団体の地域安全ネットワークとともに、ここに参集している地域のリーダーから地域の皆さんに情報を発信していくことが一番効果的」などと説明しました。
また、立正大学文学部社会学科の小宮信夫教授が「子どもと地域を犯罪から守るためには何が必要か」と題して講演しました。小宮氏は犯人がなぜ犯行場所に選んだのかを分析し、犯罪を防ぐ取り組みを提唱しており、危険な場所を示すキーワードは「入りやすく、見えにくい場所」と説明。危険を取り除く、「入りにくく、見えやすい」場所に変えることが重要だとして、草刈りをする、ゴミを放置しない、あいさつ運動をするといったことで、大人が目を光らせている、無関心ではないというサインになることなどを解説しました。
最後は、安全、安心まちづくり功労者表彰を受賞したアマチュアバンドのストーンレークスが演奏を披露し、フォーラムを締めくくりました。