2014年09月06日
コンテンツ番号7406
自慢の逸品を囲んで懇談
あきた元気ムラ大交流会2014が9月6日(土)に文化会館と交流センターで開かれ、県内外から訪れた大勢の参加者でにぎわいました。
交流会は、県と県内の全市町村で組織する秋田県地域コミュニティ政策推進協議会の主催。全国的に過疎化や少子高齢化が進行するなか、集落などの地域コミュニティの仲間同士が、地域の取組事例を参考にして、課題解決のきっかけにしようと開催したもので、今回が3回目です。県内をはじめ、東北各県、北海道から約430人が参加しました。
交流会は2部構成で、第1部は文化会館を会場に「がんばる集落の取組発表」、第2部は交流センターで「集落ご自慢の逸品・お宝を囲んでの大交流会」と題して行われました。
第1部の開会行事で、津谷市長が「この交流会が、集落の大切さを改めて認識する機会となり、それぞれの集落が自立して活性化していくための新たな取り組みにつなげていくことを期待するとともに、この活動が全県或いは全国的に拡大していくことを心から祈ります」などと開催地を代表してあいさつ。続いて、秋田県企画振興部の山田芳浩部長が「様々なところで人口減少問題が言われているが、地域コミュニティの維持と活性化は大きな課題ととらえている。今、求められているのは地域を見つめ直し、地域の方々と一緒になって考え、住みよい社会づくりをしていく元気ムラ活動であると考えている。今日は実際に交流を深め、活動を広げていただくことを願っている」などとあいさつしました。
「がんばる集落の取組発表」では、北秋田市の前山郷土芸能保存会、藤里町の大沢自治会芸能部壮士舞保存会、仙北市の田沢地域下田沢地区が伝統芸能等の保存や継承に向けた取り組みを発表し、それぞれの伝統芸能を披露しました。このうち前山郷土芸能保存会の小笠原忠夫会長は、地域に伝わる前山郷土芸能の歴史やこれまでの活動、課題などを発表。続いて「奴踊り」と「じゃこ釣り舞い」を披露し、大勢の来場者から大きな拍手が送られていました。
「集落ご自慢の逸品・お宝を囲んでの大交流会」では、山菜料理や漬物、お菓子など集落の伝統食を持ち寄っての試食交流コーナー、すげ笠、わらぐつ、ケラ、あけびつる細工等の展示、元気ムラ応援団を紹介する展示コーナーのほか、八峰町石川郷中の「石川そば」、大仙市余目地域の「余目そば」、能代市鶴形地域の「鶴形そば」が振る舞われました。試食交流コーナーでは、参加者が集落から出品されたブースを回り、伝統食や創作菓子などを食べたり、味付けや作り方などを聞いたりして交流を深めていました。