2014年09月11日
コンテンツ番号7399
オーケストラの演奏に感動
東京フィルハーモニー交響楽団の公演が、9月12日(木)に阿仁合小学校(佐藤高義校長・児童数42人)の体育館で行われ、児童や地域住民など約350人がプロの演奏に耳を傾けました。
公演は、一流の文化芸術団体による実演で、子どもたちの豊かな創造力や思考力、コミュニケーション能力などを養うとともに、将来の芸術家や観客層を育成することを目的とした、文化庁の「文化芸術による子どもの育成事業(巡回公演事業)」の一環で実施されました。この日は、大阿仁小学校、阿仁中学校の児童生徒、地域住民なども招かれました。
公演に先立ち、佐藤校長は「日ごろお世話になっている地域の皆さまと子どもたちが、同じ空間で楽しく過ごすひと時を、東京フィルハーモニーの皆さまに与えていただければ幸いです」とあいさつ。
オープニングを飾ったのはロッシーニ、歌劇「ウィリアム・テル」序曲より「スイス軍の行進」。児童たちは70人を超えるフルオーケストラの迫力ある演奏に驚いた様子で、じっと聞き入っていました。
続いてオーケストラの楽器の紹介や、3人の児童生徒がタクトを振ってオーケストラを指揮する体験なども行われました。
また、阿仁合小学校の児童たちが、6月のワークショップで東京フィルハーモニー交響楽団のメンバーから指導を受けたボディパーカッションをベートーヴェンの「交響曲第5番『運命』第1楽章より」に合わせて披露し、シベリウスの交響詩「フィンランディア」に阿仁の歴史や自然を盛り込んだオリジナルの歌詞をつけ合唱しました。
さらには、阿仁合小学校の校歌や秋田県民歌をオーケストラの演奏に合わせて歌い上げると、ひと際大きな拍手が沸き起こりました。
最後に阿仁合小学校6年の珠井宗瑠さんが「こんなにたくさんの楽器を使った演奏を聞いたのははじめてでとても楽しかったです。生のオーケストラで聞くと迫力があり、体に音が響きました。秋田県民歌は最高に気持ちよかったです」と児童を代表してあいさつしました。