2014年08月01日
コンテンツ番号7380
今後の市の重点事業について課題を共有
北秋田市・郡選出県議会議員と北秋田市との意見交換会が、8月1日(金)に市役所本庁舎で行われ、今後の市の重点事業や国・県への要望事項について意見が交わされました。
この意見交換会は、昨年から行われているもので今回が2回目。この日は北秋田市・郡選出の県議会議員である近藤健一郎議員、同じく北林丈正議員、市からは津谷市長、虻川副市長、工藤副市長のほか、関係する部長及び課長8人が出席しました。
開会にあたり、津谷市長は「先月の19日に『くまくま園』がリニューアルオープンし、県の支援によりオープニングイベントも大変なにぎわいとなった。また、県と市の協働プログラムである森吉山観光振興プロジェクトも進んでおり、両県議が北秋田市にご支援とご協力をいただいていることに感謝申し上げる。現在、人口減少と高齢化が進み、大変な状況だということで県議会でも取り上げられているが、市としても市民の方々に元気を出してもらい、交流人口の増加等により人口減少に歯止めをかけるため、様々な施策を展開していきたいと思っている。今日は北秋田市が抱える課題と施策の現状を説明させていただくので、共通認識のもと、今後ともお力添えをお願いしたい」などとあいさつ。
続いて、両議員があいさつを述べ、両議員とも人口減少社会は国・県・市町村にとって今一番の問題であることなどに触れながら、意見交換会については、近藤議員は「地域を代表しての県議会議員として、市の重点事項や方向性をしっかりと知り、住民の声を県政に反映させるためにも、この意見交換会は非常に有意義なものと思っている。今日はお互いの情報を交換しながら、課題解決に向けて県と市が共に進んでいければと考えている」などと、北林議員は「北秋田市の今年の予算規模は過去最大ということで、多くの事業に取り組んでいるが、その中には県との協働事業もあることからも、今日は情報を交換をして課題や問題を共有し、一緒に進んでいきたいと思っている」などと述べました。
このあと、意見交換会では26年度以降の北秋田市重点推進事業が、各担当の部課長から説明されました。
【26年度以降の北秋田市重点推進事業】
〈総務部関係〉合併10周年記念事業/定住促進事業
〈市民生活部関係〉クリーンリサイクルセンターエネルギー回収推進施設建設工事
〈健康福祉部関係〉市立阿仁診療所整備事業
〈産業部関係〉阿仁熊牧場のリニューアルについて
〈建設部関係〉歩行空間整備事業
〈教育委員会関係〉(仮称)生涯学習交流施設建設工事/伊勢堂岱遺跡環境整備事業
説明のあと、両議員からは質問や提言があり、そのうち阿仁熊牧場については「阿仁熊牧場と内陸線との連携事業などの予定は」、「阿仁熊牧場の近くに動物愛護センターやドックランなどを整備し、広く動物とふれ合える場所にするのはどうか」、「小学校等の授業での活用の推進を。いのちの大切さを学ぶ施設として県でも推進していく」などの意見に対し、市当局からは「内陸線と熊牧場との連携した事業を計画しており、現在進めている」、「熊牧場周辺の施設整備を計画しているが、動物愛護センターなどの考えは無かった。これから関係機関と協議してみたい」、「熊牧場利用促進協議会や実行委員会に、委員として県教育委員会や市教育委員会に入っており、授業での活用は話し合っている。さらに推進するためにも両議員においてもご協力をお願いしたい」などと現状と計画について報告しました。
この後も「県との連携強化事業」や「国・県への要望事項」について話し合われ、地域の活性化に向けて活発な意見交換が行われました。