2014年08月01日
コンテンツ番号7378
結核や肺がんのない社会をつくるため
北秋田市結核予防婦人会(中嶋洋子会長)が、8月1日、市役所を訪れ、津谷市長へ結核や肺がんのない社会を作るために協力を呼びかけました。
北秋田市結核予防婦人会は、「結核予防について市民の関心を高め、結核の早期発見・早期治療につなげたい」との思いから結核や肺がんのない社会をつくるために啓発活動を展開しています。この日は、複十字シール(※)運動開始日が8月1日ということもあり、津谷市長を表敬訪問しました。
中嶋会長らは「結核はもうなくなったと思われていますが、空気感染でうつる怖い病気ですので、複十字シール運動を介しながら、結核をなくすために活動しています。また、結核だけでなく、喫煙による肺がんなども併発する場合があるので、早めに意識して早期発見・早期治療を」と呼びかけました。
これをうけて、津谷市長は「皆さんの活動に感謝申し上げます。私たちあれば、結核という病気を理解しているつもりだが、若い人たちは結核はなくなったと思っている。これからも啓蒙活動を通じながら、理解してもらえるように応援していきたい」と述べました。
毎年9月24日から30日は「結核予防週間」です。結核はかつて国民病とよばれていましたが、現在は医療・生活水準の向上により完治できる病気になりました。しかし今でも日本では一日に62人の新しい患者が発生し、6人が亡くなっています。結核を予防するためにも正しい知識を身につけ、おかしいなと思った場合は早期に医療機関を受診しましょう。
複十字シールとは
結核予防を目的に世界の各国で募金をしていただいた方に複十字シールを差し上げ、それを使うことで結核予防思想の普及の一翼を担っていただくというもので1904年にデンマークから始まったとされています。