2014年08月06日
コンテンツ番号7370
課題解決に向けて市民と語り合う
市のまちづくりや行政課題などについて市民と語り合う移動行政懇話会が8月6日(水)、阿仁地区で行われ、参加者が市長や市の担当者と意見を交わしました。
懇話会は、市の現状や周知事項を説明するとともに、行政への意見・要望をうかがう機会として各地区で平成19年度から開催しているもので、阿仁地区会場の阿仁ふるさと文化センターには、自治会長や地域住民28人が参加しました。
開会にあたり津谷市長は、「阿仁地区においては阿仁熊牧場『くまくま園』が先月の19日にリニューアルオープンしました。地元の皆様のご協力に対し厚くお礼申し上げます。この阿仁熊牧場では、一般的な飼養や展示の為だけでなく、クマの生体に配慮するとともに研究施設としての利用はもとより、命の大切さを学ぶ学習の場としての活用、また、交流人口の拡大による森吉山周辺の観光振興にも大いにつながるもと期待しています。今後とも地元住民、関係機関との連携を図りながら、より多くの方へ親しまれる施設づくりをすすめてまいります」などとあいさつしました。
続いて、市の担当職員が定住促進基本方針や北秋田市で行われる国民文化祭の事業、地域コミュニティ助成事業、蛾の大量発生について説明しました。
意見交換では、参加者が自治会長や市民の立場から積極的に意見や要望を出し合い、活発な議論が交わされました。
主な質問・意見とその回答は次のとおりです。(朱字が回答)
◎市道ブナ森線の早期の改良を。
県道への昇格は要望しても難しいとのことであったが、市は、観光道路として重要な道路であると考えており、壊れたところやガードレール等の修理を行っている。これからも、毎年整備に努めていきたい。
◎阿仁前田の四季美館周辺に森吉山阿仁スキーへの誘導看板があるが、見過ごすことがあるようなので、もっとわかりやすいように設置してほしい。
既存の看板の移設で対応できるものか、新たな看板が必要であるのかを含め、現地を見て検証したい。
◎安の滝林道の整備を営林署と交渉しているのか。
営林局との会議の中で、毎年のように併用林道の整備を働きかけている。営林局では併用林道は観光道路としてではなく、あくまで作業林道として捉えているとのことなので、今後とも粘り強く整備を働きかけていきたい。
◎市民病院へ受診に行ったら、休診日だったということがある。前もって休診日を知らせることはできないか。
病院では新聞やホームページでお知らせしている。医師の都合でやむを得ない場合もあると思うが、前もってわかる場合は、広くお知らせできるようにしていきたい。
◎阿仁診療所の改築が予定されているようだが、どのような状況か。
これまで阿仁診療所整備検討委員会を2回開催した。1回目は委員の皆さんからご意見を伺い、その後、診療所を受診されている方から改築場所のアンケート調査も行った。アンケートでは阿仁合駅前と現在の場所に建て替えを希望する意見が多く、半分半分であったが、それを踏まえ2回目を開催し、委員の皆さんから意見を伺った。検討委員会の意見を年度内にまとめ市長に報告する予定。
◎納税組合を廃止するとのことだが、廃止により収納率の低下が心配されないか。
廃止した他の市町村の事例をみても、どこもさほど影響はないようだ。
◎大阿仁出張所が避難所になっているが、夜は施錠しており避難所としての役割を果たせるのか。
宿直がいるのは、市役所の本庁舎、各窓口センターに限られている。災害の時は、危機管理の担当から施設を所管する担当課へ連絡し、カギを空ける対応をとっている。緊急時には迅速に対応できるよう努めていきたい。
◎市営住宅の空き家を無料で若者に貸すことはできないか。
定住促進という観点から、空き家を持っている方から借りられないか、また、支援できる方法はないかなど、色々検討させていただいているところ。