2014年08月15日
コンテンツ番号7358
まわし姿で町内を練り歩く
(2014年8月15日)
米内沢共勇会(松橋祥樹会長)の三吉神社祭「サギサギ」が、8月15日(金)に米内沢地区で行われ、まわし姿の男たちが町内を練り歩きました。
この日は、雨が降るあいにくの天候となりましたが、伝統を継承している会員約30人が参加。相撲の行司装束を先頭に、まわしを締めた会員たちが紙垂(しで)をたくさん下げた高さ3メートル、重さ20キロほどの梵天などを持ち、笛と太鼓の囃子に合わせ「サーギ、サーギ、ドッコイサーギ」と唱えながら列をなして歩きました。
その後一行は、神社ふもとの小川で身を清め、米内沢で一番高い倉ノ山(標高314メートル)頂上の三吉神社へ向かい、威勢よく祠に奉納し五穀豊穣と無病息災を祈願しました。
この三吉神社祭「サギサギ」の起源は定かではありませんが、伝承している米内沢共勇会が結成以来120年を超えており、それ以前から行われていたといわれ、同様の行事が青森県の岩木山にあることからその流れをくんでいるといわれています。
また、明治8年の「倉能山講中、御神酒勘定帳入」の木箱が残っていて倉ノ山への参詣の古さを物語っています。