2014年08月15日
コンテンツ番号7357
やぐら囲んで踊りの輪広がる
北秋田市観光協会(村井松悦会長)主催の第58回北秋田市民盆踊り大会が8月15日(金)、鷹巣銀座通商店街で行われ、市民や帰省客が参加し、行く夏のひと時を楽しみました。
市民盆踊り大会は、郷土芸能「鷹巣盆踊り」が前身で、慶応年間(1865~)、鷹巣村の商人らが商売繁盛と豊作を祈願して踊ったのが始まりで、商店主たちが仮装を凝らして奉公人に混じって踊ったのが好評を博し、その後は農村部からも大勢参加するようになったと言われています。
最盛期は明治末期から大正の中ごろといわれ、昭和初期から戦後の20年代まで空白期間がありましたが、その後は商店会や婦人会が主体となって開催され、毎年多くの方が参加しています。
7時から始まった第一部は、子どもたちによる盆踊り。子どもたちは、一緒に参加した保護者から教えてもらいながら楽しそうに踊っていました。
7時30分からの開会セレモニーでは、市観光協会の村井会長が「盆踊りも市民やスタッフのご協力のおかげで58回を迎えることができました。また、今回も、多くの企業や商店の皆さんからたくさんの景品をいただきありがとうございました。今日は69回目の終戦記念日ですが平和を願いながら、短い夏のひと時を、楽しみましょう」などとあいさつ。
続いて、来賓の津谷市長は「今日は皆さんと一緒に踊りたくて参加しました。この時間まで店を開けて、明かりをともしてくれている方々に感謝申し上げます。短い夏ですが、元気に踊って楽しみましょう」などとあいさつしました。
この後、第二部・フリー参加の盆踊りがスタート。参加者は団体や企業ごとにそろえた浴衣や半てんを着たり、編笠に端縫い衣装を身にまとったりした踊り手たちが、しなやかな踊りを披露。帰省客や子どもたちも加わり、踊りの輪が広がりました。
最後に企業や商店から提供された盛りだくさんの賞品が当たる恒例の抽選会が行われ、当選番号が読み上げられるたびに参加者から歓声が上がっていました。