2014年08月22日
コンテンツ番号7354
勇気を持って「いじめをしない」決意をしよう
平成26年度きたあきたいじめゼロサミットが、8月22日(金)、中央公民館で開かれ、市内小中学校の代表生徒18人が、いじめ問題について話し合いました。
この事業は北秋田市教育委員会の主催で行われたもので、児童生徒がいじめに向かわせないための未然防止に取り組むとともに、いじめ問題について学び、児童自らがいじめの問題について学び・考え、いじめの防止を訴えるような取り組みを推進するとともに、社会性を育み円滑に他者とコミュニケーションを図る能力を育てることを目的として、開催されており、今回で2回目です。
開会にあたり、三澤仁教育長は「全国の学校でいじめによる被害者や、自殺する子どもたちが後を絶たないということで大人が『いじめ防止対策推進法』を作りましたが、現実はいじめはなくなっていません。いじめをなくすためには、実際に学校へ通う子どもたちが知恵を絞って考えて、『私は絶対にいじめ』をしないという固い決意が必要だと思います。今日は、お互いの学校の取り組みを学びながら、真剣に堂々と話し合ってください」などとあいさつを述べました。
この後、小学生グループと中学生グループに分かれて、いじめをなくすためにそれぞれの学校で取り組んでいることを紹介しあいました。始めは皆さん初対面ということで緊張した様子でしたが、発表の順番になると堂々と大きな声で発表し、活発な意見交換がなされました。
グループ別会議のあとは、今回参加した感想について、小学生からは「今日は他の学校の取り組みをたくさん聞けたので、自分の学校に持ち帰ってより良い学校にしていきたい」、「自分の学校にはなかったアイデアにアレンジを加えていじめのない学校にしたい」などと、中学生からは「いじめをなくするにはお互いの個性を受け入れて、尊重しあうことが大事だと思いました」、「いじめがこれからもないように、全校生徒がいじめについて考えなければと思いました」なとど感想を述べました。
次に鷹巣中央小学校の中嶋優翔(ゆうと)さん、合川中学校の工藤裕太朗さんがそれぞれ「きたあきたいじめゼロ宣言」を元気よく読み上げました。
最後に、学校教育課の遠藤元博課長が「皆さんが、いじめをなくするために色んな方法を真剣に考えている姿に感動しました。今日話し合ったアイデアや他の学校の参考になることを、校内放送を使ったり集会のときに皆さんに伝えるなど、色んな形で皆さんに伝えて、この取り組みがずっと続くように全員で取り組んでほしいと思います」などと講評を述べました。