2014年08月26日
コンテンツ番号7346
平和の尊さを語り継ぐ
北秋田市戦没者追悼式が8月26日(火)、市文化会館で行われ、参列した遺族らが黙とうと献花などで戦没者の冥福を祈るとともに、平和への誓いを新たにしました。
戦没者追悼式は、第2次世界大戦で亡くなった市出身者を追悼し、平和を祈念しようと開かれているものです。北秋田市の戦没者は約1700人。この日は、遺族ら約200人が参列し黙とうや献花などで戦没者の冥福を祈りました。
式典では、戦没者への黙とうの後、津谷市長は「今日の平和と発展は、祖国を想い、ご家族を案じつつ、心ならずも戦場に散っていった尊い犠牲の上に達成されたものであることを、けっして忘れてはなりません。私たちは、再び戦争の悲劇が繰り返されることがないよう決意を新たにして、世界の恒久平和と人々の幸福を願いつつ、心豊かに暮らせる郷土を築くため全力を尽くすことを、ここに固くお誓い申し上げます」などと式辞を述べました。
つづいて、追悼のことばでは、佐竹敬久県知事代理で北秋田地域振興局の熊谷淳局長が「戦後本県は、県民の英知とたゆみない努力によって、幾多の困難を克服し発展してきたが、今日の平和と繁栄は、戦争によってかけがえのない命を落とされた方の尊い犠牲の上に築かれていることを忘れてはなりません。私たちは、平和の大切さを若い世代に語り継いでいく責任があります」などと知事の言葉を伝えました。
つぎに、松尾秀一市議会議長は「更に永遠の平和達成のため、北秋田市議会として、なお一層の努力をいたす所存です」などと追悼のことばを述べました。
このあと、高橋久雄・北秋田市遺族連合会長は「先の大戦から学びとった多くの教訓をけっして忘れることなく、皆さんの尊い御心を受け継ぐものとして誇り高く、正しい歴史観と皆さんの功績を称え、語り継ぐことを改めて誓う」などと追悼のことばを述べました。
最後に、津谷市長、遺族会代表らがステージ中央の菊の花で飾られた祭壇に献花するとともに、客席の遺族らもホール内の献花台に献花し、戦没者の冥福を祈りました。