2014年07月18日
コンテンツ番号7336
「社会」と「子ども」をつなぎ、新たな協働体制を構築しよう
平成26年度北秋田市学校・家庭・地域連携総合推進事業のキャリア教育推進研修会が7月18日(金)、市交流センターで開かれ、学校関係者など約40人の参加者がキャリア教育について理解を深めました。
この研修会は、学校・家庭・地域がともに育つために、双方向の連携の意義を深めるとともに、より効果的な活動の充実を図る施策を学び、「学校づくり」と「地域づくり」に生かすことを目的におこなわれたものです。
はじめに、市生涯学習課の佐藤要課長が「人口減少や少子高齢化等の社会変化の中、人材育成や人づくりをいかに進めていくかが重要だと考えています。今日は、家庭や学校、地域の繋がりを深める有意義な講演になると思いますので、地域の将来を担う子どもたちに対して、地域の繋がりを深める活動のためにも皆さんのご協力をお願いします」などとあいさつしました。
講演では、国立教育政策研究所総括研究官・教育課程調査官の長田徹氏が「大人自身が変化に対応する力を」と題して講演を行い、自分自身の子を持つ親の体験談を交えながら「子どもたちの学習意欲を上げるためには、外から言われて取り組むのではなく、自らがやる気を持って取り組むようにすること。そのためには、今学習していることが将来どう役立つのか結びつけることが重要であり、これがキャリア教育だと考えている。子どもたちが勉強を楽しいと思えるように、大人たちが世の中を考え、社会の変化に対応できる『生きる力』を身に付けましょう」などと述べると、参加者は講師の話にうなずいたり、笑ったりしながら真剣な表情で聴き入っていました。
その後の質疑応答では、参加者から「教育現場に立つ者として心が動きました」などと感想が述べられ、子どもたちがこの先自分らしい生き方を実現するために、学校と地域にいる大人たちができることを学びました。