2014年06月04日
コンテンツ番号7320
長きにわたり消防団活動に尽力
旧森吉町の消防団副分団長などを歴任し、消防団活動に尽力された春日弘一さん(88歳)=五味堀=が、このほど高齢者叙勲の瑞宝単光章を受章し、6月4日(水)に市役所で叙勲の伝達式が行われました。
高齢者叙勲は、公共のために貢献された各界の功労者のうち、春秋叙勲で勲章を授与されていない方で88歳に達した方に授与されます。
春日さんは、昭和21年3月に前田村消防団に入団、昭和31年からは町村合併により森吉町消防団の所属となり、退職される昭和56年までの約35年の長きにわたって消防団員を務められました。その間、副分団長などを歴任し、豊かな消防知識と経験を生かして部下の育成と親和に努め、強い責任感のもと消防団活動に尽力されました。
伝達式では、津谷市長、高橋進消防長の同席のもと、北秋田地域振興局の熊谷淳局長が伝達の口上を述べ、春日さんに勲記と勲章を手渡しました。
伝達を受け、春日さんは「まさか自分が受章するとは思わなかった。夢のようだ」などと喜びを語りました。
また、津谷市長は「昔は家もかやぶき屋根などが多く、火事になると大火になり、さらに戦争後は設備も備わっておらず、大変なご苦労をされたと思う。そういったなかでご尽力され、この度、受章されたことは大変嬉しく、我々も誇りに思っている。拝見したところ、たいへんお若くお元気そうですが、これからも健康に気を付けて、後身のためにご指導をお願いしたい」などとお祝いの言葉を述べました。