2014年06月08日
コンテンツ番号7316
餅と踊りで地域に元気を
(2014年6月8日)
第30回ふるさと踊りと餅っこまつり(和田テヱ子実行委員長)が6月8日(日)、 鷹ノ巣駅前・銀座通りを会場に開かれ、盛りだくさんの催し物にたくさんの人が訪れてにぎわいました。
このイベントは、昭和59年、鷹巣町婦人団体連絡協議会(中嶋喜代会長)が、米の消費拡大と地域の活性化をねらいに同年10月に鷹巣町婦人会総会フェスティバルとして実施した「通り踊り」や米代児童公園での餅の販売がはじまり。翌60年から町商工会やJA、各地区婦人会などの協力で現在の名称で続いてきたものです。
第30回を数える今年は、梅雨入りしたばかりで天気が心配されましたが晴天に恵まれ、駅前通り、銀座通りが歩行者天国となり、餅の販売や、フリーマーケットなどに各団体が出店したほか、特設ステージでは、子どもたちのダンス披露や鷹巣小学校の金管バンド部、綴子上町大太鼓保存会の獅子踊り、たかのすふるさと太鼓、縄文踊り、スプリング☆フォーのライブ、河田カツ子さんの民謡歌謡ショー、鷹巣中学校のよさこいなど30回目を迎えるにふさわしい多彩なアトラクションでj観客を楽しませました。
餅の販売会場では、お焼きやごま餅、笹餅などのほか、北秋田市の特産品として定着したバター餅も並び、午前10時の開店前から行列を作り、開店と同時に飛ぶように売れていました。
恒例の餅の引き伸ばし大会は、3升の餅を臼と杵でついたあと、約200人の参加者が東西に分かれてそれぞれ1.5升の餅を伸ばしその長さを競いました。今年の引き伸ばしは、東軍が52メートル、西軍が47メートルで、東軍が勝利。伸ばした餅は、参加者がそれぞれ1口サイズに切ってあんこを入れ、お汁粉にして食べました。
また、イベントに合わせ大館人権擁護委員協議会による街頭啓発が行われ、和田実行委員長一日人権擁護委員として、人権擁護委員と共に市民にチラシや啓発用品を配布して、人権を侵害されない地域づくりを呼びかけました。
ふるさと踊りが始まる前に行われた開会セレモニーでは、和田実行委員が「このイベントも30回目を迎えることができたことは、地域の皆さんの温かい支援によるものです。近年は若い方たちの参加者が増え、祭の盛り上げに奮闘してくれていることは大変頼もしい限りですし、鷹巣中学校や鷹巣小学校の生徒さんは初めての参加でしたが、堂々とした演技を披露してくれました。このイベントは年齢や男女、地域に関わることなく、誰でも参加できますので、これからも皆さんに応援を頂きながら継続したいと思います。今日は大いに楽しんで、明日からの英気に繋げてください。皆さんでこの地域を盛り上げ、北秋田市の元気を発信していきましょう」などと主催者のあいさつをしました。
続いて来賓の津谷市長は「ここに集まった皆さんが一体となり、町中が盛り上がるというイベントは北秋田市の中でもなかなかありません。しかし、ただ祭があるときだけが盛り上がるのではなく、市が元気になり、商店街を含めて町の中がにぎやかになるような町づくりをめざして、行政も頑張っています。生涯交流施設も建設しますが、作って終わりでなく皆さんに来てもらい元気に活動していただきたいと考えますので、今日のイベントをきっかけにして、これまで以上に皆さんがこの町づくりのために頑張っていただきたいと心から思います。秋には国民文化祭が行われ、たくさんの方がこの北秋田市を訪れますので、大きくにぎわってくれることを心から期待しています」などと祝辞を述べました。
セレモニーの後、始まったふるさと踊りは、大太鼓が豪快な音とともに行列を先導。各地区婦人会や地元金融団など17団体から参加した500人近くの踊り手らが、しなやかで美しい踊りを披露。大八車からは紅白の餅が振舞われる華やかな行列が始まりました。沿道の観衆からは、子ども太鼓のかわいい太鼓演奏や着物姿もあでやかな踊り手に大きな拍手が送られました。