2014年06月08日
コンテンツ番号7314
水防技術の向上と体制の強化を図る
北秋田市水防訓練が6月8日(日)、米代川鷹巣橋下流の河川敷で行われ、市の消防団員や関係者が有事に備え、水防工法を実践しました。
この訓練は、出水期における初期の防災活動及び水防機関の士気の高揚と水防技術の向上、水防体制の強化を図り、地域住民に対する水防の重要性についての認識を高めることを目的に、毎年実施されているものです。
この日は、北秋田市消防団(金田咲美団長)の団員をはじめ、市及び市消防本部から合わせて約150人が参加し、積み土のう工、シート張り工法、木流し工の3工法について訓練しました。
開会式では、訓練本部長である津谷市長が「昨年は近隣の大館市や仙北市では災害で死者も出ており、北秋田市でも延べ7日間、26分団で2286人の団員に出動していただた。普段から仕事で忙しい中、水防団活動をしていただき本当に頭が下がる思い。毎年、水防訓練をこの場所で行っているが、有事の際に対応していくためには、日頃の訓練の積み重ねが必要である。今日はケガには十分注意していただき、これからも健康に留意して、市民の安全安心のためご尽力いただきたい」などとあいさつ。
続いて、金田団長が「今日の訓練で行う3つの工法はより活用の高い工法。団員の皆さんには、今日の訓練で基本をしっかりマスターし、有事の際にその成果が生かしてもらいたい。最後までケガのないよう頑張ってもらいたい」などと訓示しました。
このあと、実施部長である石川博志総務部長の号令のもと実施訓練が行われ、、参加した団員はそれぞれ各工法について消防署員の指導を受けながら完成、完成後には訓練本部長はじめ訓練組織構成員が工法視察を行ない、それぞれの訓練の成果を確認しました。
訓練終了後、高橋進・北秋田市消防長は「最近、梅雨入りが発表され、関東地方でもここ2、3日で2か月分の降雨量を観測した。今現在、北秋田市では雨量がそれほど無いが、これからは十分に可能性があり、そうした場合には今日の工法を活用する場面が想像される。訓練の中で普段は使われない結びも覚えたと思うが、家に帰ってからも各自で行っていただき、完全に覚えてもらいたい」などと講評しました。
今日は恵まれた天候での訓練でしたが、実際は雨などの条件が悪いなかでの実施になる。普段は慣れない縄の結び方を練習しておいて欲しい」などと講評しました。