平成26年北秋田市議会6月定例会が6月17日(火)に招集され、平成26年度一般会計補正予算案など20件の議案等が上程され審議が始まりました。
上程された案件は、子ども・子育て支援法に基づく、北秋田市子ども・子育て会議設置条例の制定など条例関係2件、平成26年度一般会計及び各特別会計の補正予算関係12件、伊勢堂岱遺跡ガイダンス施設新築工事の請負契約の締結などの単行議案4件、平成25年度北秋田市繰越明許費繰越計算書などの報告2件の合わせて20件です。
このうち、平成26年度一般会計補正予算案は、歳入歳出の総額にそれぞれ1億3882万円を加え、238億8252万円とするものです。歳出の主なものは、健康づくりや安全安心対策を目的とした事業が採択された2地区で行われる過疎集落等自立再生対策事業1,750万円、4月からの消費税率引き上げに伴う子育て世帯への対策として、対象児童一人に1万円を給付する子育て世帯臨時特例給付金2,763万円、阿仁合小学校教室棟の床のゆがみの改修事業費806万8千円、前田小学校体育館の屋根の雨漏り等の改修事業費1,553万8千円などを計上しています。
また、議会の冒頭、5月28日に東京都内で開催された第90回全国市議会議長会定期総会において表彰を受けた黒澤芳彦議員(在籍10年以上)に、松尾秀一議長から表彰状が伝達されました。また、同定期総会では、在籍15年以上で前議員の米澤一氏と中嶋力藏氏、在籍10年以上で前議員の松田光朗氏も表彰を受けられました。
本会議では会期を6月27日までの11日間と決め、平成26年度北秋田市一般会計補正予算などの議案が上程され、それぞれの議案説明と大綱質疑が行われました。
大綱質疑の概要は次のとおりです。上程された議案は各常任委員会に付託され、6月23日から審議に入ります。
議案第63号北秋田市子ども・子育て会議設置条例の制定について
質問
当面のスケジュールはどうなっているのか。
答弁
7月以降、早急に子ども・子育て会議を設置し、事業計画については年内に策定することを目標にしている。
質問
行政側と子ども・子育て会議の役割は。
答弁
市が子ども・子育て会議に計画を提案して、ご意見をいただくことになる。
議案第64号平成26年度北秋田市一般会計補正予算〈第2号)について)
質問
阿仁合小学校校舎の床と前田小学校体育館の屋根の改修が計上されているが、いつから不具合が生じていたのか。
答弁
阿仁合小学校の床は、平成24年度の冬に水道管が破裂し、水漏れが発生した。その時は応急的に措置したが、その後、床のふくれ等になった。前田小学校の体育館は、屋根の腐食は昨年からひどくなった。
質問
なぜ、今まで放置してきたのか。
答弁
これまでも学校から要望があり、その都度、学校へ行って調査し検討した。今回、このまま放置できないとして予算計上した。
質問
地域づくり事業とはどのような内容か。
答弁
地域の人づくりに活用する事業で、今年の国の補正予算で措置されたもの。観光案内ができる人材を育成するため、観光協会に委託することを計画している。
議案第76号工事請負契約の締結について(伊勢堂岱遺跡ガイダンス施設新設工事)
質問
ガイダンス施設のオープンはいつか。
答弁
平成28年4月を予定している。
質問
管理は市でやるのか、指定管理にするのか。
答弁
今のところは、市の直営を考えている。
議案第76号工事請負契約の締結について〈鷹巣陸上競技場トラック改修工事〉
質問
瑕疵担保はどうなっているのか。
答弁
瑕疵担保期間をそれぞれ設定しており、たとえば材質および施工技術の不備に起因するもの5年、表面トップコートの磨耗、変色4年などとなっている。
質問
大規模修繕が必要になった場合、保険対応できないのか。
答弁
市の施設は全般に保険加入しているが、保険で対応できるのは、火災と自然災害によるもので、それ以外、経年劣化等によるものは対象外となっている。