2014年06月24日
コンテンツ番号7302
自然を大切にする心を育み、環境意識を高める
緑化推進ボランティア・グリーンメイクと森吉四季美湖を守る会、前田小学校の児童らによる「未来まで四季美湖に桜を残そうプロジェクト2014」が、6月24日(火)、森吉山ダム周辺で行われ、桜の植樹活動などで自然と親しみました。
この事業は、平成23年度から森吉四季湖を守る会が行っている「県民参加森づくり」事業の一環として行われたもので、これまでに300本程の桜を植樹しています。今年度はグリーンメイクが県の「森づくり県民提案事業」の採択を受け、ダム工事で裸地化した土地の再生のための植林を行い、森林や水の大切さを学んでもらおうと、行われているものです。また、この事業には昨年から前田小学校児童生徒も参加し、「未来まで四季美湖に桜を残そうプロジェクト」として、四季美湖周辺が千年先に残る公園になるように桜を植樹をするもので、次代を担う子どもたちが郷土を愛し、自然を大切にする心を育み、環境意識を高めることを目的に行われています。
はじめに、森吉山ダム広報館前で開会式が行われ、森吉四季美湖を守る会の佐藤会長が「皆さんには、桜の木と一緒に自然と地元を愛する心を植えていただき、参加者全員が環境の大切さと自然の良さに感心を持ってもらい、地域活性化・着地型の観光に結び付けて、皆さんで四季美湖ダム周辺を守っていきたいと考えています。花が咲いたら皆さんで喜びを分かち合いましょう」などとあいさつ。
つづいて、津谷市長が「皆さんの活動に心から感謝申し上げます。ご覧のとおり、この四季美湖は綺麗な湖ですが、これを未来まで綺麗なままで残していくためには、地域の皆さんと協力しあって、環境整備に努めていかなければなりません。小学生の皆さんが大人になったとき、ここが新しい桜の名所になると思いますが、桜の木が育つとともに皆さんも健やかに成長していただきたい」などとあいさつしました。
最後に児童を代表して6年生の庄司唯さんが「今日の植樹の日をとても楽しみにしていました。前田小学校では2回目の参加になりますが、私たちが植える桜が、ずっと未来まできれいに咲き続けるように心を込めて活動したいと思います。今日は仲良く協力しながら植樹をしましょう」などとあいさつしました。
このあと、ダム堤防下までバスで移動。ボランティアの方たちがあらかじめ掘っていた穴に、児童たちは土を入れて苗木を植え踏み固めた後、さらに支柱を埋め込み、苗木を支柱にひもで結びしっかり固定。子どもらの背丈より大きい苗木を、参加したボランティアの方たちに手伝ってもらいながら丁寧に作業をする姿がみられました。また、植樹した桜の横には児童たちの名前を書いた木札を立て、「じょうぶにそだってね」などのメッセージも添えられていました。
桜の植樹が終わると、昨年の植樹会場の向様田駐車場に移動し、イワナとサクラマスの稚魚を放流を行いました。今回放流したのはイワナ3千匹とサクラマス3千匹。児童たちが稚魚の入ったバケツを持って川岸に並んでやさしく放流すると、湖面に放たれた稚魚は元気よく泳ぎまわり児童たちを楽しませたあと、岸から離れていきました。