2014年05月28日
コンテンツ番号7217
味わいのある時間を大切に過ごし、健康で元気に熱く
高齢者の生涯学習講座「合川ことぶき大学」(佐藤隆男学長)の始業式・学習会が5月28日(水)、合川農村環境改善センターで開かれ、大学生たちの学習活動がスタートしました。
北秋田市では、各地区で「高鷹大学」「森吉大学」「阿仁生き活き大学」などの名称で高齢者を対象とした通年の生涯学習講座が設けられ、多くの市民が趣味や世代間交流、研修旅行、健康講座などで学び活動しています。
合川ことぶき大学は、昭和52年に大学が創立。生涯学習の観点から、学ぶことの喜びを通し生きがいを見い出し、新しい時代に対応でき、親しまれる人生を送るため学びあう場として市教育委員会が開設しており、修業年限は2年で一旦卒業となりますが、更に知識や見識を深めたい学生は継続して学習でき、4年で学士号、6年で博士号、8年で大司号、10年で博士大号、12年で名誉博大号などと、意欲をもって学ぶため独自の号級を定めています。
始業式で佐藤学長は「この大学の学生は、お互いの親睦を図り、学習活動を通じて教養を深めるなど、楽しく明るく住みよいまちづくりのために多大な成果を挙げてきました。この大学もあと2年で40周年を迎えることになりますが、味わいのある時間を大切に過ごし、健康で元気に熱く共に卒業に向けて一緒に頑張り、皆さんで一緒に40周年を迎えましょう」などとあいさつしました。
続いて来賓を代表して三澤仁教育長が「皆さんはこれから学ぶべきことがたくさんあると思います。人間はいくつになっても完全ではありませんし、今でないと学べないこともあります。年齢に関係なく自分の人生をよりよく生きるために、向上心を持って青春を謳歌し、元気な佐藤館長と楽しい毎日を送ってください」などとあいさつ。
入学式終了後には、北秋田警察署合川交番所長の金広樹氏とサンフルトスポーツスイミングクラブ代表取締役の藤田康隆氏による講話が行われ、金氏は高齢者の交通安全や特殊詐欺の手口を紹介し、学生たちに注意を呼びかけました。
藤田氏は「健康で長生きするためには」と題し、ユーモアたっぷりに繰り広げられるトークで会場を明るく盛り上げました。講話のなかで藤田氏は「年をとると面倒になってくることが多いが、体を動かさないとが老化を進めてしまう。筋肉に刺激を与えるためにも少しでも動くことを心がけ、家族に甘えずに『自分でできることは自分でやりましょう』と学生たちに伝えました。
この後、学生会総会も行われ、今年の学習計画として花いっぱい運動(6月、7月、9月)、自然観察会(7月)、移動研修(9月)、健康づくり(10月)、学習会(1月)、市高齢者大学全体公開講座(2月)、修了式(3月)などの多彩な学習を展開することが確認されました。