2014年05月29日
コンテンツ番号7215
防災へりを使用した救助活動の連携を図る
秋田県消防防災航空隊と北秋田市消防本部合同訓練が、5月29日(木)に米内沢丹平川原で行われ、有事の際の安全かつ迅速な災害活動に向けて連携体制を確認しました。
秋田県消防防災航空隊は、平成11年に発足し、基地は秋田空港内にあります。防災ヘリコプターの愛称『なまはげ』を保有し、北秋田市には約20分、秋田県内全ての地域に30分で到着することができます。機動力が高く、車両や人が立ち入ることができない場所でも救助・捜索活動ができることから、これまでも多くの実績を上げています。
訓練の開始にあたり、北秋田市消防本部の高橋進消防長は「昨年、北秋田管内では2回防災ヘリを要請し、そのうち1回がヘリからの捜索で救助することができ、改めて重要性を認識させられた。今日は、防災航空隊との連携を密にし、スムーズに訓練を行ってもらいたい」などとあいさつを述べました。
このあと訓練にはいり、救助の際に使用する資機材の取り扱いや要救助者をヘリに運ぶ際の留意点を学んだほか、ヘリの周辺はエンジン音や風切り音で声が聞こえないため、自分の意思を伝えたり、機体を誘導するための手信号・機体誘導訓練が行われました。
また、最後に行われた防災へりを使用した水難救助訓練では、実際の救助活動さながらの訓練が行われ、地上で救助する隊員と上空から救助にあたる隊員との連携を確認しながら、スムーズな救助が行われていました。