2014年04月06日
コンテンツ番号7271
消すまでは 心の警報ON のまま
北秋田市消防団(金田咲美消防団長)による一斉放水訓練が4月6日(日)、鷹巣、合川、森吉、阿仁の各地区で行われ、制服姿の団員たちが有事に備えたきびきびとした動きで訓練に臨みました。
この訓練は、春季の火災多発期を迎え、消防ポンプ等の機械器具の点検や知識と技術の向上を図る目的で実施されているもので、全国的に展開されている春季全国火災予防運動に合わせて行われています。
訓練場所となったのは、鷹巣地区が鷹巣中央公園、合川地区が上杉農村運動公園、森吉地区が米内沢ショッピングモール下の阿仁川河川敷駐車場、阿仁地区が阿仁湯口内地区の4カ所。
このうち上杉農村運動公園で行われた訓練では、消防団5分団と消防本部職員が参加。団員らは、肌寒い早朝の訓練にもかかわらず、公園横の水路にポンプ車や小型動力ポンプを設置し、午前8時20分、一斉放水開始の合図とともに公園の中央部に向かって放水しました。
閉会式では、統監の工藤副市長が「訓練を拝見しましたが、隊長からの指揮命令がしっかりと伝えられており、各隊員の訓練と心構え、そして災害に対する備えが実際の現場で生かされていると改めて確認することができました。今後とも消防団員の皆さんには託された使命の重要さを更に認識していただき、地域防災の中心的存在として市民の皆さんの防災意識の向上と生命や財産を守るため、一層の任務遂行に励まれますことを期待します」などとあいさつ。
続いて、副団長が「昨年の火災件数は建物火災6件、その他火災6件、原野火災5件、車両火災1件の計18件の火災が発生しましたが、幸いなことに火災による死亡事故がありませんでした。しかし、我々消防団の活動は火災だけでなく水害や捜索など非常に広範囲に渡っています。その活動の源は家族であり、隣人であり、地域を大切に思う気持ちが我々の活動の根底にあります。本日の訓練を契機にますます技術を磨いて、地域の財産・生命を守ってくださいますようにお願いします」と訓示しました。
運動期間中は、全戸への防火チラシの配布や巡回広報などで市民に火災予防を呼びかけました。まだまだ寒さが残り、家庭や職場でストーブ等の暖房器具など火を使用する機会が多く、また空気が乾燥し、ちょっとした不注意から火災が発生しやすくなります。火の取扱いには十分注意し、火の用心を心掛けましょう。