3回BM-1グランプリ～ふるさと自慢～

北秋田市をバター餅で地域興しをしていこう

森吉山麓村興し会（会長池田文明）主催の『第3回BM-1グランプリ』が4月25日（金）、クウィンス森吉で開催され、20の団体・個人から個性あるバター餅32品が出品されました。
この『ＢＭ-１グランプリ』とは「バター（Butter）」と「餅（Mochi）」の頭文字をとり、Ｂ級グルメの祭典である「B-1グランプリ」の美味しさと、笑いの祭典である「M-1グランプリ」の楽しさを併せもつ大会にしようという思いから名づけられました。

3回目の開催となった今回は、前回と同じく出品部門を従来のバター餅の製法を基本とする「クラシカル部門」とブルーベリーやしそ等ほかの素材を入れてアレンジした「アレンジ部門」 の2部門に分けて行われ、販売を目的としたバター餅を製造していない20組の団体・個人からクラシカル部門に9品、アレンジ部門に23品の計32品目が出品されました。

会場のクウィンス森吉には200人の来場者がつめ掛け、開会時間の11時になるとシンガーソングライターの本城奈々さんと日本バター餅協会のキャラクターバタもっち、地元の前田保育園の園児たちが元気に「バター餅体操」を披露。園児たちが愛らしく踊る姿に会場は大盛り上がりを見せました。

続いて、主催者の池田会長が「人が集まることが地域おこしに繋がると考えている中、今回も多くの皆さんに参加していただき感謝申し上げます。今回は鷹巣南中学校の生徒さんからの出品や、どぎもを抜くアレンジで、前回多くの方を驚かせた北鷹高校家庭クラブの皆さんも参加されていますし、そのほかにも出品者の皆さんが工夫を重ねたバター餅がどんな形で出てくるか楽しみにしています。皆さんも今日一日を楽しく過ごしてください」などとあいさつを述べました。

次に津谷市長と熊谷淳・北秋田地域振興局長、クウィンス森吉を会場に提供したマタギの里観光開発㈱の上杉二三男・代表取締役が来賓を代表して祝辞を述べ、その中で津谷市長は「3年ほど前にテレビ番組で北あきたバター餅が紹介されてから大変なブームになりました。そして、これを生かして地域の皆さんの協力のもとに『北秋田市をバター餅で地域興しをしていこう』という温かい気持ちが伝わる大会です。また、バター餅以外にも地域で食べられている食べ物があると思いますので、市では皆さんの頑張りを後押ししながら一緒になってＰＲをしていきたいと思っています」などとあいさつを述べました。

BM-1グランプリの審査方法は一次審査として先着50人の一般審査員が各部門に一人の持ち点1を投票して上位作品を選び、続く最終審査では特別審査員13人が各部門に一人の持ち点5を投票してグランプリを決定します。
クラシカル部門に出品された9品のうち3品は第2回のグランプリ・準グランプリ作品であることから、最終審査に自動的に進むことが決定し、残った6品のうち上位3品が選出され、計6品で最終審査が行われました。アレンジ部門では、わさび、いちご、ずんだ、抹茶などが練り込まれた多彩な作品が23品並び、このうち上位7作品が最終審査に進みました。審査員の方たちは、一つずつ『風味』や『食感』を確かめながら試食するとともに、さまざまなバリエーションのバター餅を楽しみました。

審査の合間には出品者にインタビューが行われ、独自に工夫した点や、婦人部で集まって楽しく作った経緯などを語りました。今回初めて五城目町から参加した女性は「時々バター餅を作っていたので、新聞でこのグランプリを知り参加した。町中が団結して頑張っているのが素晴らしい」と感想を述べました。
また、本城奈々さんからは今年の秋に行われる「第29回国民文化祭あきた2014」についての説明が行われ、参加者たちは耳を傾けました。この他にもバタもっち愛女子会（あいこうかい）が作製したバタもっちのポストカードも展示され、会場を盛り上げました。

最後に各部門ごとに各賞が発表され、クラシカル部門では惣内婦人部（阿仁前田）が、アレンジ部門では秋田北鷹高校の家庭クラブが2年連続のグランプリを手にしました。表彰のあと審査委員長である虻川副市長が「優勝した作品は斬新なアイディアが随所にいきていた。今回の入賞作品の中から商品化に結び付け、世にいい作品をだしていきたい」作品の講評を述べ、閉会しました。

本城奈々さんと前田保育園の園児たち

あいさつを述べる池田会長

一番おいしかった作品へ投票

吟味を重ねた最終審査

国民文化祭について紹介

優勝した惣内婦人部と北鷹高校家庭クラブ

最優秀賞「バターもちキャラメリゼ」

優秀賞「桜風味バターもち」

優秀賞「さくらバターもち」