2014年03月03日
コンテンツ番号7250
園児たちがお茶席の作法を学ぶ

市立たかのす幼稚園(三澤仁園長、園児4人)のひな祭りお茶会が3月3日(月)、同園で開かれ、市内の茶道教室の協力を得て園児たちがお茶を楽しみました。
同園のひな祭りに合わせたお茶会は、「表千家小坂キヌヱ社中」の協力により平成11年から続いているもので、今回で16回目。
園児の減少により、今月をもって閉園が決定していることから、今回が最後の開催となってしまいますが、 今年も保護者や園児の弟、妹のほか、入園前の幼児を対象とした「のびのび育児サークル」の子ども達など約30人が参加しました。
会場の遊戯室には、8段飾りのひな人形のほか、園児たちが紙や紙粘土で作ったひな人形も飾られ、華やいだ雰囲気のなかで、紙芝居や「うれしいひな祭り」を歌いながら楽しんだあと、この日のメインとなるお茶会が行われました
はじめに、小坂さんが「毎年、園児の笑顔で元気をもらい、来年も来たいという気持ちにさせられて今年で16回目になった。今日は皆さんが健やかに成長を願いお茶を差し上げます」などとあいさつしました。
お茶会が始まると園児たちはきちんと正座し、小坂キヌエ社中の皆さんがお茶の作法を説明を聞いていました。園児1人ずつに和菓子と釜の湯から点てた抹茶が差しだされると、園児たちは、「ちょうだいいたします」と元気な声を発し、立ち雛が描かれた大きな茶碗を小さな手に持ちゆっくりお茶を味わっていました。
また、保護者に和菓子とお茶が振る舞われた際には、小坂社中の皆さんが点てたお茶を園児たちが運びました。慎重に運ぶ姿や丁寧におじぎをしながらお茶を出す姿を見て、保護者からは笑顔がこぼれていました。